第12回 日・韓教育大学学長懇談会

2019.11.11

第12回 日・韓教育大学学長懇談会

 10月30日(水)から11月1日(金)にかけて、毎年日本と韓国で交互に開催される 日・韓教育大学学長懇談会に参加してきました。
 今年は、韓国の済州大学と本学が開催担当を担い、韓国の済州島で実施しました。シンポジウム形式で行われるこの懇談会では、テーマを決めての研究発表があり、今年は、「教員養成大学と教養教育」、そして「小学校教員のグローバル意識涵養」のテーマで発表が行われました。いずれのテーマでも、同じアジアの国としての共通課題や国柄の違いによる独自の課題が紹介され、今後に向けた取り組みについての意見交換が活発に行われました。
 このところ、日本と韓国間では様々な問題が起きていますが、この懇談会においては、むしろコミュニケーションを強化していくことで、現実の困難を乗り越えようとする意欲がどの学長からも感じられ、良い会議であったと思います。
 なお、日・韓の国立大学が抱える厳しい財政状況を踏まえ、今後の開催形態を新しいルールによって行うことで解決に近づけようという提案が日本側からなされ、来年の札幌開催の折に結論が提示されることになりました。