附属池田中学校の3年生中戸結子さん,又川真緒さんが,第11回「言の葉大賞」の個人賞を受賞しました。また,附属池田中学校としても昨年度の附属天王寺小学校に引き続き,「言の葉大賞を教育支援とした取組」への顕彰として,学校賞を受賞しました。 言の葉大賞は,テーマに沿った作文を募集するコンクールで,第11回を数える今回は全国685校から28,528点の応募がありました。今回のテーマは「壁」。中戸さんはコロナ禍の自粛期間中に感じた精神的な不安を,又川さんは公民の授業で学んだバリアフリーについて,通学時に,電車に乗っている車いすの方への周囲の対応を見て実感したことを,それぞれ「壁」という言葉に託してまとめ,受賞に至りました。 受賞に際し,中戸さんは「コロナ禍に私が経験したことを作品に表しました。卒業前にこのような嬉しい知らせを受け,晴れやかな気持ちです」と受賞の喜びを語り,又川さんは「一人ひとりが差別という壁を壊し,他者を尊重できるような社会を作っていきたいです」と決意を新たにしました。 なお,3月20日に予定されていた授賞式は,新型コロナウイルス感染拡大の状況を鑑み,中止となりました。
表彰盾を手にする附属池田中学校の瀬戸口昌也校長(中央)と中戸さん(左),又川さん(右)
2021年3月8日掲載(附属池田中学校)