令和2年度学位記・修了証書授与式を3月24日(水),柏原キャンパス及び天王寺キャンパスで挙行し,学部・大学院合わせて1,107人の卒業生・修了生が本学を巣立ちました。 例年は大阪国際会議場グランキューブ大阪で挙行していますが,今年度は,新型コロナウイルス感染症への対策として,専攻・コースごとに,所属するキャンパスの講義室に参集し挙行しました。式典は,柏原キャンパス大学会館の生協食堂「Dinning TERRA」で執り行い,その様子をYouTube Liveを活用し,各講義室を含む学内外に配信しました。 式では,国歌および学園歌の斉唱の後,初等教育教員養成課程,学校教育教員養成課程,教育協働学科,第二部小学校教員養成課程,特別支援教育特別専攻科,大学院教育学研究科,大学院連合教職実践研究科の代表学生7人に,栗林澄夫学長から修了証書が授与されました。続いて,在学中に学業や課外活動で顕著な功績を収めた学生を表彰する学長表彰が行われ,日本選手権(25m)水泳競技大会で7位に入賞した石井孝典(いしい こうすけ)さん(大学院教育学研究科 健康科学専攻)が表彰されました。 栗林学長は式辞で「歴史的な大転換の時代を迎えている」ことを強調し,「孤立して考えることではなく,ともに働くという『協働』の精神と,他者への思いやりに基づく『連帯』の姿勢で,今後の社会活動や社会でのリーダーとしての貢献に活かしていってほしいと強く望みます」とエールを送りました。 続く教育協働学科芸術表現専攻音楽表現コースによる記念演奏では,ヴェルディ作曲の歌劇『アイーダ』より『凱旋行進曲』と,ジョン・ウイリアムス作曲の『ハリーポッター組曲』より『Harry’s Wondrous World』が演奏された後,会場全員で送別の歌『蛍の光』を心の中で,または小声で斉唱しました。 アンコール曲の『いのちの歌』が演奏された後,ヨハン・シュトラウス1世作曲『ラデツキー行進曲』が演奏されると,本学公式キャラクター「やまお」と「たまごどり」,本学とフレンドシップ協定を結んでいるJリーグ『セレッソ大阪』のチームキャラクター「ロビー」と「マダム・ロビーナ」がステージに登場し,各会場全員の手拍子で卒業式を祝いました。 閉式後,専攻・コースごとで講義室において個別会が催され,各担当教員から修了証書を手渡された卒業生らは,大学におけるこれまでの努力の成果を,仲間と共に確かめ合いました。なお,この個別会の様子は,会場に来ることができない卒業生に対してもZoomで配信しました。 式典のほかに,学校教育教員養成課程美術・書道教育コースの有志の学生で構成された「コクバンズ」が手掛けた黒板アートや,大学祭実行委員会の学生らが制作した装飾により彩られたフォトスポットを各キャンパスの屋内外に設置しました。卒業生らは修了証書を手に,フォトスポットの前で記念撮影を行うなど,卒業の喜びを分かち合いました。
2021年3月31日掲載(広報室)