表現活動教育系(音楽教育,保健体育,美術教育)の教員が担当している「表現教育」という授業の一環で,学生たちが「こどもフェスタ」特設ウェブページを作成し,12月25日(金)に公開しました。 「こどもフェスタ」は,15年以上にわたり,神霜祭(大学祭)で地域のこどもたちを対象に,表現することの楽しさを伝えるために実施してきた取組です。しかし,今年度は,新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から,対面での実施を見送り,こどもたちが楽しめるコンテンツを作成し,オンライン上で公開するという形式で実施しました。 特設ウェブページでは,影絵や曲当てクイズが楽しめるコーナーや,童話をリメイクした物語を着ぐるみで表現した劇,動物たちのパペットを使った人形劇,「かぐや姫」と「桃太郎」の話をリメイクした紙芝居など,表現することの楽しさをこどもに見出すことができるような動画が掲載されています。 受講した学生は,「どのようにすればこどもたちに楽しんでもらえるのかを工夫しながら,自分もこどもに戻った気持ちで制作しました」「ウェブページの作成は初めてだったので試行錯誤の繰り返しでしたが,完成したときには達成感を得ることができ,とても嬉しかったです」と振り返りました。 授業を担当する一人,美術・書道教育部門の谷村さくら特任准教授は,「この授業は,地域と大学との繋がり,交流を目的に様々な専攻の学生が受講しています。対面授業が制限される中,学生たちは協力し合い,それぞれの得意な分野で力を発揮していました。活動を通して,想いを他者と共有することにより,こども理解,協働といった学びを得たと思います。地域の方々やこどもたちとふれあうことはできませんでしたので,是非,学生の振り返りの為にも,ウェブページから動画を視聴し,アンケートにご協力ください」と述べました。 なお,特設ウェブページは,令和3年3月31日(水)まで公開しており,来年度以降も更新していく予定です。
影絵を紹介する様子
童話をリメイクした物語を着ぐるみを使って紹介
パペットを使った人形劇
「かぐや姫」をリメイクした紙芝居
2021年1月4日掲載(美術・書道教育部門)