附属池田中学校3年生の田中凜子(たなか りこ)さん,長塩怜音(ながしお りのん)さんが,医療ロボットを題材に2人の医療関係者をインタビューしました。さらに,この取組の様子が,2021年9月5日付の朝日中高生新聞の記事として掲載されました。 インタビューは,同校の総合的な学習の時間において実施している国際バカロレア教育のカリキュラムであるコミュニティプロジェクト(*)の一環で取り組んだものです。 田中さんと長塩さんは,医師になりたい,ロボットの開発者になりたいというそれぞれの将来の夢から医療ロボットの存在に興味をもち,研究者として手術支援ロボットを開発している東京工業大学准教授の只野耕太郎さんと,泌尿器科医として前立腺がんの摘出手術などで医療ロボットを使用している関西医科大学教授の木下秀文さんに,オンラインでインタビューを行いました。
インタビューの様子が同紙に掲載されたことを受けて,田中さんは「コロナで大変な思いをしている医療従事者をロボットは支えることができる一方で,私たちの世代ではその可能性についてあまり知られていないので,この記事で開発の苦労を広めることができて良かったです」と喜びを語り, 長塩さんは「医療ロボットに大きな可能性を感じました。将来ロボット開発の研究者になって,今の技術では救えない命を一つでも多く救えるような,社会に貢献する人になりたい」と決意を新たにしました。 田中さんと長塩さんは,今回行ったインタビューをもとに,秋の文化祭で「医療ロボットによる医療の可能性の拡大」について発表する予定です。
※コミュニティプロジェクトは,中学校3年間の学びで得た知識やスキルを活用し,中学生の視点と立場で,自らの興味関心を元に,社会に存在する課題を自ら発見し,2~3人の小グループでその解決に向けて,関係する外部機関などと協働的・継続的に活動するもの
2021年9月17日掲載 (附属池田中学校)