教師をめざす高校生が志をより確かなものにするためのプログラム「教師にまっすぐ」の第4回を10月17日(日)にオンラインWeb会議システムを活用して開催し,高校生約200名が参加しました。これは,大阪府立高校42校が加盟する「府立高校教職コンソーシアム」と大阪教育大学附属高校の1,2年生を対象に実施するもので,6年目となる取組です。
最初に,和田良彦副学長が挨拶を述べ,その後,本学の在学生がこの日のために制作した,「大教大をまるごと体験しよう!」という応援動画を放映しました。そして,「大教大キューピッド(*)」の在学生と受講生が10のブレイクアウトルームに分かれ,在学生の司会のもと,自己紹介や教師に興味をもった理由を話すなど交流を深めました。
続いて,受講生から事前に寄せられた質問に在学生が答えるコーナー「大教大まるごとお答えします」を実施。これから受験勉強を始める受講生からの質問に対し,過去問を用いた勉強の進め方や語学検定と入試の関係などを説明しました。また,大阪教育大学の魅力について問われると「同じ志を持った仲間たちと切磋琢磨しながら共に学べる環境はもちろん,経験豊富で熱心な先生方から,教育について深く学べるのが利点です」と答えました。さらに,「教育実習の際に大変だったことは何ですか」という質問に対し,「大変さはもちろんありますが,子ども達の成長を間近で見ることができ,刺激と学びが多く,勉強になりました」と答えました。
最後に,学校教育部門の池嶋伸晃教授による講義「課題研究小論文の作成に向けて」では,作文と論文の違いや,小論文の書き方について解説しました。
参加した高校生からは,「大学生がつくってくれた動画を見て,大学生活のイメージが湧いた」「大教大キューピッドの人たちの熱意に触れ,受験勉強を頑張るモチベーションが上がった」などの感想が寄せられました。
受講生たちは今後,小論文の作成に挑戦した後,12月25日(土)に柏原キャンパスで挙行する修了式に参加する予定です。
*大教大キューピッドとは,大阪教育大学の在学生がキューピッドとなり,大学と母校を結びつけるプロジェクト。在学生が母校を訪問し,教師という仕事の魅力や,大阪教育大学の魅力を伝える。
受講生の質問にこたえる大教大キューピットの学生(右上が
池嶋教授,右からグローバル教育専攻英語コミュニケーションコース 高井さん,小中教育専攻社会科教育コース 木村さん,中等教育専攻英語教育コース 森本さん,グローバル教育専攻英語コミュニケーションコース 南川さん)
応援動画「大教大をまるごと体験しよう!」の1場面
アイスブレイクで受講生と交流する大教大キューピットの学生
講義が終わり,画面越しで受講生に手を振る様子(右から池嶋教授
,和田副学長,川端入試アドバイザー,大教大キューピット)
2021年10月20日掲載
(広報室)