多文化教育系の高山新教授と裴光雄(ペ クワンウン)教授、附属天王寺中学校の乾真佐子教諭が所属するグループによって編集・執筆された「大阪教育大学経済教育研究会編『経済教育実践論序説』」が、10月30日(土)に経済教育学会の学会賞(教育実践部門)を受賞しました。同学会は、広く経済に関する教育について調査研究し、経済教育の普及を図り、社会全体の経済的教養水準の向上に寄与することを目的として活動しています。 同書は、経済について本格的に学びはじめる中学校を起点として、前後の小学校と高校を結び付け、大学に至る系統性を意識した経済教育の実践の書です。「小中学校を見通した経済教育のカリキュラム・マネジメント」「経済教育における『深い』学びとは」「経済概念を取り入れた経済教育実践-新教科『公共』を想定した授業(高校)-」「租税教育で何を語るか」などの研究論文が掲載されています。 裴教授は、「学会賞を受賞したこの著書は、大教大の教員(元教員を含む)、附属学校の教員、本学の大学院(社会科教育専攻、実践学校教育専攻)を修了した現職の学校教員が10年以上の地道な研究会活動を積み重ね、共同の研究成果を著した『オール大教大』の作品である点で大きな意義があり、学会で評価されたことは大変喜ばしいです。受賞を励みに、今後も地道な研究活動を継続し、社会に貢献する研究成果を記して行きたいです」と受賞の喜びを語りました。
*1 高山教授の詳細な情報や論文名等が掲載されている教員総覧はこちら *2 裴教授の詳細な情報や論文名等が掲載されている教員総覧はこちら
(左上から時計回りで)表彰盾、表彰状を手に持つ高山教授、『経済教育実践論序説』を持つ裴教授、乾教諭
2021年12月16日掲載 (広報室)