2021年度において、本学が放射線リスクの正しい理解を広め、放射線の健康影響に関するセミナー「ラジエーションカレッジ」の開催に貢献したとして、2022年2月28日(月)に、環境省から感謝状が贈呈されました。
自らが担当する授業で、2回にわたって放射線リスクに関する専門家を講師に招き、放射線リスクの正しい理解を促すリスクコミュニケーション(*)のレクチャーを開催した理数情報部門の仲矢史雄教授は、感謝状贈呈を受けて、「学生には、今回の取組を通じて、科学的な情報の受け取り方、そして行政機関の役割の重要性について、深く考える機会を提供できました。そのうえで、自らの意見に根拠を持ってもらえればと思っています。また、留学生を含め、様々なバックグラウンドを持つ学生に対して、伝え手である環境省の方からもお話しいただくことで、今日の日本社会の受け取る側の多様性についてもお伝えできたと思います」と振り返りました。
(*)リスクコミュニケーションは、リスクに関係する人々の間で、リスクに関する情報や意見を相互に交換すること。有害性やおこる確率がどの程度ならば受け入れ可能で、そのレベルまでリスクを下げるためにどうすれば良いかについて関係者の理解を深め、共に考えようというもの。
感謝状
(広報室)