教師をめざす高校生の育成プログラム「教師にまっすぐ」(第4回)を実施

2022.10.04

教師をめざす高校生の育成プログラム「教師にまっすぐ」(第4回)を実施

 教師をめざす高校生が、夢を大きく膨らませ、志をより確かなものにするためのプログラム「教師にまっすぐ」の第4回を10月2日(日)にオンラインで実施しました。今回は、新型コロナウイルス感染症拡大リスクを考慮してオンラインで実施し、受講生約50名は、興味のある5つの講座に分かれ、普段接する機会のない他校の生徒と協働して課題研究に挑戦しました。

 英語教育部門の加賀田哲也教授の講座「これからの日本の英語教育について考えよう!」では、2020年度から導入されている小学校高学年での英語教科化を踏まえ、小学校での英語教育や、もっと英語が使える日本人を育成するためには英語教育がどのように変わっていくべきかを考えました。保健体育部門の林洋輔講師の講座「体育・スポーツ哲学はこう考える」では、古代から近代のオリンピックについて「体育・スポーツ哲学」の視点からオリンピックをめぐる問題について考えました。学校教育部門の岡田耕治特任教授の講座「子どもと学ぶ俳句作り」では、実際に俳句作りを楽しみ、俳句を選び合うことによって、俳句の魅力や国語の重要性を学びました。理数情報部門の尾崎拓郎准教授の講座「プログラミング教育について考えてみよう」では、学校現場でも使用されているプログラミングゲームなどを例に挙げながら説明を受け、プログラミング教育が必修化となった背景や学習内容をもとに、ブレイクアウトルームで話し合いながら学びを深めました。学校教育部門・池嶋伸晃教授の講座「SDGsと学校教育ついて考えてみよう」では、SDGsと学校教育について考え、持続可能な社会の実現に向けて何ができるのかについて考えました。

 参加した高校生からは、「俳句という五七五の短い文章のなかでも季語、表現の仕方、言葉の選び方によって、様々な気持ちを伝えられることに感動しました」「プログラミングと聞くと難しそうだなあというイメージを抱いていましたが、今回の授業を聞いて『効率化を図れるとても便利なもの』という印象に変わり、興味が湧きました」などの感想が寄せられました。
 今回の研究から得た新たな学びをもとに、引き続き受講生たちは小論文の作成に挑戦します。

 

 

  


これからの日本の英語教育について講義する加賀田教授


オリンピックについて説明する林講師


高校生が作った俳句を講評する岡田特任教授


プログラミングの大まかな種類について説明する尾崎准教授


SDGsについての講座での記念撮影(左上が池嶋教授)

 

 

(広報室)