高度教職開発部門の森田英嗣教授が担当する科目「学びつづける教師論」において、教師の魅力向上プロジェクト(*)で教職等経験者から寄せられた「教師冥利に尽きるエッセイ」を活用した授業を実施しました。 「学びつづける教師論」は、教師が学び続けることの意義や必要性等を多角的に考察する科目で、学生らは「教師冥利に尽きるエッセイ」を通じて教師の仕事の魅力や、教師にとって必要な資質・能力について考察しました。
授業の前半はグループに分かれ、前回の授業で行った「教師冥利に尽きるエッセイ」をどのようなカテゴリに分けたのか、予想した教師冥利との違い、最も共感するカテゴリについて自身の意見を述べました。後半ではグループで共有した内容を代表者が発表した後、自身がどのようなときに教師冥利を感じるタイプでありそうか、またそうしたタイプの教師として生きていく際に必要な資質・能力についてまとめました。
受講した学生からは「子どもたちの成長を感じられたときが教師冥利に尽きるときだと思うので、これから教員として子どもたちの成長を感じられる部分をたくさん作っていけるような学級・授業づくりをしたいです」「4月から実際に教員として働いていくなかで、どういったことを大事にしたいかが明確になりました」との声が寄せられました。
* 教師の魅力向上プロジェクトとは、多忙化を中心とした教師のマイナスイメージにより、教員採用選考試験における受験者の減少と競争率低下の一因となっていることから、全国の教職等経験者から教師冥利に尽きるエッセイを集め、Web特設サイトによる公開等を通して教師という職業のやりがいや素晴らしさを世界に向けて発信し、教師をめざす者を一人でも多く増やすことを目的としたプロジェクト。
講義を行う森田教授
グループワークを行う学生1
グループワークを行う学生2
(広報室)