大阪教育大学修学支援奨学金(*1)及び大阪教育大学教育振興会奨学金(*2)の目録授与式を、11月30日(水)に柏原キャンパスで挙行しました。昨年度・一昨年度は、新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から実施できず、今回は3年ぶりの実施となりました。 今年度は、修学支援奨学金奨学生に29名(内、私費外国人留学生20名)が、教育振興会奨学金奨学生に12名が選ばれました。
修学支援奨学金目録授与式では、岡本幾子学長が奨学金目録を授与し、奨学生に向けて「大阪教育大学修学支援奨学金がここまで継続できたのはひとえに企業、団体、同窓会、本学教職員・卒業生・修了生等を始めとする多くの方々からの、経済的な理由で修学をあきらめてもらいたくないという心からの寄附があったからであります。今、手にしている奨学金はいろいろな方の気持ちがこもっているものです。その思いを胸に、これからも勉学に励んでください」と激励の言葉を送りました。 修学支援奨学金奨学生を代表して大谷颯(おおたに そよか)さん(初等教育教員養成課程1回生)、蔡乙(さい おつ)さん(教育協働学科3回生)が感謝の気持ちを述べるとともに、「この度いただいた奨学金を、自身が大阪教育大学で必要な力を身につけ、理想とする教師になるために活用したい」「ご支援いただいていることに恥じぬよう、これからも大阪教育大学の学生としての誇りを持って、最後まで真面目に学生生活を送り、就職後も立派な社会人として自分の価値を発揮できるよう努力していきたい」とそれぞれ決意を述べました。
また、続いて行った教育振興会奨学金目録授与式では、高橋睦実教育振興会会長に代わり、片桐昌直理事が奨学金目録を授与し、「今までの努力を教育振興会が認めてくれたという自信を胸に、大学で学ぶ目的の達成のため、さらに勉学に励み、残り少ない学生生活を充実させ、卒業・修了後、それぞれの個性を発揮し、目標とする世界で活躍することを期待しています」との奨学生に向けた教育振興会会長のメッセージを代読しました。 教育振興会奨学生を代表して浪花真央(なにわ まお)さん(大学院連合教職実践研究科2回生)が、これまでの学生生活に対する教育振興会の支援への感謝と共に「卒業後、それぞれの道へ進みます。きっとこれからも多くの人に支えられながら生きていくことでしょう。そのような私たちにとって、今回このような機会をいただきましたことは、温かい激励とこれからへの期待が込められているものだと、気持ちが引き締まる思いです。教育振興会の皆様の期待にお応えするためにも、これからも精進して参ります」と自身の気持ちを述べました。
*1 大阪教育大学修学支援奨学金は、経済的理由により修学に困難のある学生を支援することを目的とし、趣旨に賛同する個人・団体から募った寄附を原資として創設したもの。 *2 大阪教育大学教育振興会奨学金は、経済的理由により修学が困難な学生の中から、人物・学業成績に優れた者を支援するために創設したもの。
授与式の記念撮影
(学生支援課)