台北市立濱江実験国民中学校の生徒19名と教員2名が7月11日(火)に附属池田中学校に来校し、授業体験や手塚治虫記念館見学などを通して交流を深めました。
一行は8:45に附属池田中学校に到着後、生徒や教職員の拍手に迎えられ、体育館での歓迎会に来場しました。歓迎セレモニーでは附属池田中学校の吹奏楽部とダンス部が演奏やダンスで歓迎し、濱江実験国民中学校は京劇のアトラクションで応えました。続いて、互いの学校紹介があり、なごやかな雰囲気の中、親交を深めました。 生徒会会長の前田さんは、歓迎会のスピーチの中で「communicateはラテン語のcommunisを語源に持つが、それには “共有する” という意味がある。今回の交流では異なった環境で育った僕たちが、考えや今までの経験、文化を共有することを通して、いろいろな考えを知り、自分の視野を広げていこう」と述べました。
歓迎会の後、濱江実験国民中学校の生徒たちは2年生の2、3限の授業に参加しました。音楽の授業では、附属池田中学校の生徒が「さくらさくら」の琴演奏の仕方を教え、協力しながら楽しんで取り組みました。4限目では、2年生の学年レクレーションに参加し、ドッチビーなどのスポーツでともに汗を流し、日本語と中国語で行った○×クイズで大いに盛り上がりました。
午後は、手塚治虫記念館をホストファミリーの生徒とともに見学し、テレビゲームやパラパラ漫画作りを体験しました。生徒たちは、英語と翻訳機や流暢な中国語を駆使するなど、それぞれの方法でコミュニケーションをとり積極的に交流しました。 その後、学校に戻り、各ホストファミリーとの対面式を行い、それぞれのホームステイ先に向かいました。
交流を終え、前田さんは「互いの母語を知らない環境で、共通言語としての英語を使えばコミュニケーションが取れたことが嬉しかった。また、お互いの国の文化や伝統を交流し、とてもいい刺激になった」と振り返りました。 辻本堅二副校長は「昨年度はコロナ禍のため、オンラインでの姉妹校提携式となりましたが、本年度は直接会うことができ、文化交流の楽しさや、外国語学習の必要性、探究学習の面白さなどの見識をさらに深めることができたようでした」と語りました。
【交流会プログラム】 1限 歓迎会 学校長挨拶 生徒会長挨拶 歓迎セレモニー(吹奏楽部、ダンス部) 学校紹介 台北市立濱江実験国民中学校校長挨拶 台北市立濱江実験国民中学校生徒代表挨拶 記念品交換 2・3限 授業に参加 4限 2年生学年レクレーションに参加 午後 手塚治虫記念館見学・ホストファミリーとの対面式
学校紹介の様子
音楽の授業で協力しながら取り組む様子
手塚治虫記念館見学の様子
(附属池田中学校)