各界で活躍する卒業生が特別授業 附属池田中学校で「先輩の授業をうけよう」を開催

2023.10.06

各界で活躍する卒業生が特別授業 附属池田中学校で「先輩の授業をうけよう」を開催

 附属池田中学校の卒業生が在校生に向けて特別授業を行う「先輩の授業をうけよう」を、9月16日(土)に同校で開催しました。

 この取組は、同校を卒業し多方面で活躍している先輩の話を聞くことで、在校生たちが中学校での学習や生活を見つめ直し、自身の特性や進路を考える機会とするものです。平成8年に同校の創立50周年記念事業として企画されて以降、令和4年度まで19回、延べ305人の卒業生が来校し、多彩な授業を行っています。今回は、医師、政治家、企業役員、落語家、ミュージシャン、大学生など多種多様な職業・年代の卒業生15人が、それぞれの専門分野について授業を展開。中学校時代の思い出や現在の仕事に関すること、中学生活の中で心がけてほしいことなどを生徒たちに語りました。

 理化学研究所研究員の大岡英史氏(58期生)の授業「研究って楽しい!えっ?!ひょっとして、勉強も楽しいの?」を受講した生徒は、「授業を聞いて、研究に興味を持つことができました。また、過去、現在、未来を比較して説明いただいたことで、より未来への希望を感じることができました。過去から未来に向かって、研究を続けることで社会がより良くなっていくと思いました」と話しました。また、獣医師の美濃部五三男氏(30期生)の「人間万事塞翁が馬 獣医の仕事とは 人と動物の絆のワンヘルス 犬と仲良くなろう」を受講した生徒は、「獣医師の仕事は、動物病院などでペットの診察をするだけでなく、動物全体の環境や衛生に関わる仕事もあると初めて知りました。『動物園に入れられている動物の視点』から見ることの大切さに気付かされました」と感想を述べました。

 同校の辻本堅二副校長は、「卒業生はまさに本校の宝であり、生徒たちはこれからのキャリア形成に向けて、先輩の生き方を通してさまざまな世界に触れることで視野を広げ、多くの学びを得たことと思います」と語りました。

 

 

「先輩の授業をうけよう」授業の様子
現在取り組んでいる研究について解説する理化学研究所研究員の大岡英史氏(58期生)

「先輩の授業をうけよう」授業の様子
ふろしき研究会講師の服部恵理子氏(37期生)の授業では全員が実際にふろしきを結んでみた

「先輩の授業をうけよう」授業の様子
「自分らしい生き方」について生徒に語りかける同志社大学生の生駒萌杏氏(72期生)

(附属池田中学校)