「令和6年度近畿地区国立大学法人等会計事務研修」を、本学を当番校として10月31日(木)~11月1日(金)の2日間に渡り、天王寺キャンパスにて開催しました。
同研修は、国立大学法人等の会計事務に係る理解と実務への応用力を身につけ、職員の資質向上を図ることを目的として一般社団法人国立大学協会近畿地区支部が主催するものです。
今年度は近畿地区国立大学法人等の会計業務の経験が3年未満程度の会計事務初任者を対象とし、15機関から推薦された60名が受講しました。
研修1日目は、本学の飯國良充総務部長より、「大学職員の在り方を考える」というテーマで、高等教育を取り巻く現状や国立大学職員としての役割について講義がありました。その後、有限責任あずさ監査法人より、「会計と簿記の基礎」というテーマで、財務報告の意義、複式簿記の基礎についての講義やグループワークがあり、国立大学法人等の会計制度の概要や複式簿記のルールと考え方を学びました。最後には、文部科学省高等教育局国立大学法人支援課の中西祐二支援第三係長より、「国立大学法人等を巡る最近の動向」というテーマで、国立大学法人に関する流れや政策、令和7年度概算要求等について講義がありました。
研修2日目では、1日目に引き続き、同監査法人により、「国立大学法人会計の基礎」というテーマで、国立大学法人会計の趣旨、財務諸表の内容、会計特有の概念、国立大学法人における不正についての講義やグループワークが実施されました。
受講者からは、「基礎的なところから国立大学法人特有のことまで学ぶことができました。簿記に関してより深く学びたくなり、良い機会となりました」といったような研修内容に対する感想だけではなく、「他大学と関わる研修が少ないため、交流を深める良い機会になりました」といった感想が寄せられました。
開会あいさつを行う飯國総務部長
修了証書を授与する様子
(財務課)