本学と内田洋行株式会社との包括連携協定に基づき、本学研究チーム(山本良太特任准教授、森兼隆准教授、葛城元特任講師)と、内田洋行教育総合研究所が連携した最新の教育システムを活用した授業に関する研究が進行中です。
令和7年度前期は、教育データの利活用に関する授業において、CBT(Computer-Based Testing)プラットフォームであるTAOを用い、教育的意図を持ったテストのデザインとその分析を通じてデータリテラシーの向上を意図した授業を展開しました(森准教授・山本特任准教授が担当)。CBTツールは今後教育現場の中で積極的に活用されることが予想され、受講した学生たちには、その操作を体験するとともに、有効に活用するための知識を得る機会となりました。
また、令和7年度後期は、模擬授業等に対するオンラインフィードバックシステムである「PF-NOTE」を活用し、学内だけでなく学外の専門家からのフィードバックを得ることで、授業改善への意識と授業デザインの質の向上を目指した授業を実践しました(葛城特任講師が担当)。模擬授業は授業力を高めるうえで重要ですが、学内では現職教師などからフィードバックを受け取ることが難しく、より批判的かつ建設的なコメントを得る機会が十分ありませんでした。そこでPF-NOTEを用いて専門家としての現職教師よりオンラインで模擬授業に対するフィードバックを得て、授業の反省と改善を行うことができました。
本連携による成果は、今後研究論文として発信される予定です。
CBTプラットフォーム「TAO」についてはこちら オンラインフィードバックツール「PF-NOTE」についてはこちら
内田洋行教育総合研究所によるTAOのレクチャーの様子
PF-NOTEを用いたスマートフォンによるオンラインフィードバックの様子
PF-NOTEの画面(現職教師によるオンラインフィードバックの様子)
(理数情報教育系)