本学のさらなる向上を図ることを目的に「提言委員会」を実施

2025.12.24New

本学のさらなる向上を図ることを目的に「提言委員会」を実施

 本学への提言委員会を、12月10日(水)に天王寺キャンパスみらい教育共創館にて実施しました。

 本委員会は、本学の役職員以外で、大学に関して広くかつ高い見識を有する委員により組織され、教員養成の質向上を図ることを目的に、学部・大学院のカリキュラム、高大連携と入試制度改革、附属学校園の役割、養成する人材像、現職教員の再教育のあり方等について提言するものです。前島根県立大学長の清原正義氏、大阪府・大阪市の教育委員会教育監、豊中市教育委員会教育長、さらに府内の小・中・高の校長会会長と、岡本幾子学長をはじめとする本学役員が出席しました。

 初めに、岡本学長が挨拶を行った後「エビデンスに基づく教育実践と学校組織変革を推進する大学の知の活用に関する提言」をテーマに意見交換が行われました。

 教育現場を取り巻く課題を踏まえ、本学が対応できると期待されるさまざまな提言がなされ、その後、各委員の意見をまとめた大阪府の大久保宣明教育監は「現場の困り感に継続的に伴走する大学の研究が、まさに往還しながら、ともにお互いの努力でもってお互いの成果をずっと作っていくことに繋がります」とし、清原氏は「大阪教育大学の博士課程は、現場の課題解決に寄与する実践的研究を目的としており、教育委員会や学校との連携強化が期待されます。また、エビデンスベースの研究とともに、経験値や人間力を理論化していくことが博士課程に1つ期待される課題だと思います」と提言しました。

 これらの提言を受け、岡本学長は「本日の提言は、今後の博士後期課程の運営や現場への還元にとって示唆に富むものでした。引き続き率直な意見をお願いしたいです」と応えました。


提言委員会の様子

(総務課)