本学は,韓国の釜山教育大学校との間に,教育及び学術交流に関する協定書,並びに,学生交流に関する覚書を締結しました。両文書は6月15日の署名をもって発効しています。 韓国の教育大学は主に初等学校教師の養成を行う高等教育機関として位置づけられており,釜山教育大学校も韓国に11校存在する教育大学の一つです。同校は1946年,釜山師範大学(初等教員養成)として開校し,1963年に釜山教育大学の名称で改編されました。その後,1993年に現在の釜山教育大学校へと改称され,1996年には教育大学院が設置されています。 教員数は74名で,学生数は学部が約2200名,教育大学院が約400名です。学部は倫理・国語・社会・数学・科学・実科・音楽・美術・体育・英語・コンピューターの各教育科と教育学科,幼児教育科の13学科で構成されています。また,教育大学院が設置されており,夜間制に15専攻,季節制に11専攻があります。 同校が位置する釜山広域市は韓国第2の都市であり,歴史的にも倭館が置かれるなど,古くから日韓交流の中心地として知られてきました。東アジア教員養成大学コンソーシアムの主要な参加校でもある釜山教育大学校との交流推進は,隣国の教員養成理解の深化のみならず,本学の学生・教職員の異文化理解の進展にも大きく寄与するものと期待されます。
(企画課広報室)