本学音楽教育講座の猿谷紀郎(さるや としろう)准教授が作曲した「綸綬」が,フランス・パリにあるフィルハーモニー・ド・パリで行われた雅楽アンサンブル「伶楽舎(れいがくしゃ)」の公演で演奏されました。同公演は,日仏友好160年を記念イベント「ジャポニスム2018」の公式企画です。同イベントは,パリ内外の100近くの会場で,展覧会や舞台公演などさまざまな文化芸術を約8ヶ月間にわたって紹介し,日本文化の魅力を世界に発信するものです。 猿谷准教授の楽曲は公演の第二部で使用され,伶楽舎の演奏とともに,現代日本を代表するダンサー・振付家の一人森山開次(もりやま かいじ)氏が演出・振付・出演をしたコンテンポラリーダンスが披露されました。また,舞台美術,ヘアメイク,衣装,ダンサーなどにも多くの新進気鋭のアーティストが参加しました。 猿谷准教授は,「曲の合間に手拍子や拍手が聞こえ,フランスの人たちが音楽を楽しんでくれていると感じられました。森山さんの踊りがつくことで,曲が昇華し,もっと完成されたものになったと作曲家として思います。皆さまにスタンディングオベーションをいただいたこと,公演を観た方から『踊りと楽曲があいまって,別空間,別次元に連れていかれたような気がした』という感想を言われたことが,本当に嬉しかったです」と述べました。◆ジャポニスム2018公式企画『GAGAKU 伶楽舎×森山開次』内「綸綬」会場:フィルハーモニー・ド・パリ主催:国際交流基金、フィルハーモニー・ド・パリ協力:KAJIMOTO、曹洞宗 東長寺、天池合繊株式会社
リハーサルを行う猿谷准教授
公演の様子©Yas 写真提供:国際交流基金
カーテンコールの様子©Yas 写真提供:国際交流基金
会場となったフィルハーモニー・ド・パリ
(広報室)