本学附属平野小学校5年生の前田凛太郎さんが,全国共済農業協同組合連合が主催する第六十一回JA共済全国小・中学生書道コンクール小学生高学年半紙の部において,文部科学大臣賞を受賞しました。100万点をこえる応募の中から選ばれた前田さんの作品は,審査員から「これ以上は書けないほど完璧に書けている」と高い評価を受けました。 前田さんは,「上手く書けていない部分に集中し,きれいに書けるようになるまで何度も繰り返し練習しました。夏休みの間に300枚くらい書きました。書道を始めたきっかけでもあるお兄ちゃんがすごいなと褒めてくれて,嬉しかったです。硬筆でも毛筆でももっとうまく書けるようになりたい」と話しました。 母の郁美さんは,「このコンクールはとても規模が大きく,まさか選ばれるとは思わなかったので驚きました。いつも1枚目の作品を取っておいて,練習の終盤,今回なら300枚目くらいのものと比べるようにしているのですが,本人の目で見ても明らかに上達しているのがわかります。そうやって諦めることなく地道に練習を重ねることで成長できた,またその結果今回のような賞をいただけたという経験が,本人にとって一番大切ではないかと思います」と目を細めました。
(広報室)