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2016.12.27

柏原市民と共に歌う第九交響曲コンサートを開催

 年末恒例の「第九交響曲クリスマスコンサート」が,12月18日(日),柏原市民文化会館リビエールホールで開催されました。本学と柏原市との提携による芸術文化プログラムとして,教養学科芸術専攻音楽コースオーケストラの演奏と,本学学生および教職員,柏原市民ら総勢157人による合唱で,年の瀬のひと時を彩りました。
 開場前には,音楽コース学生らがホールに続く大階段でフルートアンサンブルと打楽器アンサンブルを披露しました。また,ホワイエでは音楽教育専攻学生らによる「コーラスセッション」が,クリスマスにちなんだ5曲を歌い上げました。
 今回のコンサートは,世界的に著名なチェロ奏者であり,指揮者としても活発に活動している鈴木秀美氏がタクトをとりました。鈴木氏は演奏に先立つプレトークで,ベートーヴェンが楽譜で指定したテンポ設定の重要性について語りました。続いて『交響曲第9番 ニ短調 作品125「合唱付」』が演奏され,1000人を超える観客が詰めかけたホールに,歓喜の歌声が響き渡りました。閉演後には学生によるロビーコンサートがあり,なじみ深いクリスマス曲で観客を見送りました。
 合唱に参加して3回目という音楽教育専攻4回生の片桐章義さんは,「去年とまた違った表情の第九を歌うことができた。何度歌っても,自分自身が音楽の一部となるあの興奮は格別」と感想を寄せました。また,同じく合唱に参加した本学職員の上村明さんは「合唱もオーケストラも年々向上しており,年ごとの変化が楽しい。男性職員の参加がもう少し増えてくれたら」と話しました。
 観客たちは「今年もとてもいいコンサートだった。これで年が越せる」「活気を感じる,力のこもった演奏で素晴らしかった」「打楽器アンサンブルがかっこよかった」などと話していました。
 同日,小ホールでは,柏原市内5つの中学校の吹奏楽部生徒によるアンサンブルコンサートが開かれました。クラリネット3重奏や管打8重奏など14曲が披露され,最後は全員で『赤鼻のトナカイ』と『あわてんぼうのサンタクロース』を演奏しました。出演した中学生は「少し緊張したけど楽しかった。自分の実力が発揮できたと思う」と笑顔で話しました。

打楽器アンサンブル
プレトークで語る鈴木秀美氏
第九交響曲の演奏の様子
ロビーコンサート

[左上写真]打楽器アンサンブルの演奏
[右上写真]プレトークでベートーヴェンの楽曲を語る鈴木秀美氏
[左下写真]第九交響曲の演奏
[右下写真]ロビーコンサートの様子

(広報室)