小崎恭弘准教授(家政教育講座)の授業「保育学I」で,“イクメン”パパが育児や仕事,結婚などを語る「パパティーチャー」プログラムが6月29日(水)に行われました。 授業に訪れたのは,父親の子育て活動を支援するNPO法人「ファザーリング・ジャパン関西」に所属する“イクメン”パパ4人・ママ3人とその子供たち6人の計13人。元公務員や看護師,鉄道会社の運転士,民間企業勤務など様々なキャリアを持つパパとママが約50人の学生に対して,自身の育児環境やライフスタイルなどを語りました。 育児休暇を取得した父親の阿川勇太さんは,「子供が好きで早くほしかったが,子育てと家事は別だった」とちょっぴり苦笑い。双子の父親である宮本良久さんは「1人の子供に対して大人は2人いないと大変。双子は過酷だが,その分喜びも2倍」と語りました。出産後に再就職をめざしたママの卜部眞規子さんは,「7年間の社会人経験と培ってきた語学力で再就職は可能だろうと自信をもって臨んだが,書類審査さえパスできなかった」と現実の厳しさを話しました。 このほか,生後4ヶ月の赤ちゃんから4歳までの子どもたちとのふれあい体験も行われ,学生たちは抱っこやお遊びなどのスキンシップを通して,肌のやわらかさや温もり,そして命の重みを実感していました。 受講した学生からは「まだまだ男性が育休を取得するのは厳しいと思うが,結婚したら旦那には是非取ってほしい」「自分の父はそこまで育児に一生懸命ではなかったから,夫婦2人で育児をしているのは素敵だと思う」「赤ちゃんを抱っこするだけでほんわかした」などの感想が寄せられました。
[左写真]我が子を抱く阿川さん[右写真]赤ちゃんを交代で抱っこする学生たち
(広報室)