家政教育講座の学生10人が,柏原市が運営する親子のつどいの広場「ほっとステーション」にて,子どもたちの前で遊戯を披露しました。 これは小崎恭弘准教授の授業「保育学実習」の一環として,子ども理解を深め,それを遊戯発表という形で示すことをねらいにしたもので,今回が初めての試みです。ほっとステーションでは,0歳児から3歳児までの乳幼児とその保護者の遊びと憩いのスペースとして,1日あたり60から100人が利用しており,発表を行った6月2日(木)も,30人ほどの親子連れの姿がありました。 発表に際して,学生たちは5人ずつ2グループに分かれ,身体を動かして楽しめる遊びをテーマに,企画を進めました。Aチームは,お面をつけてワニに扮し,両手をワニの口に見立てて上下に大きく動かす「ワニの手遊び」を,Bチームは,学生たちがお手本となって,絵本の中のだるまの動きを再現する「だるまさんの絵本遊び」を披露しました。子どもたちは懸命に動きをまねながら,上手にできたときには飛び跳ねて喜びを表す姿も見られました。緊張の面持ちだった学生たちも,披露後は一様に安どの表情を浮かべ,「小さいころから乳幼児とふれあう機会があまりなく,反応してくれるか心配だったけれど,お母さんたちの協力もあり,たくさんの子どもたちの笑顔が見れてよかった」「今回のお遊戯を,将来自分の子どもと一緒にできたらいいな」などの声が聞かれました。 ほっとステーション施設長で保育士の井須早苗さんは「初々しく,一生懸命な姿に,昔の自分を思い出してほほえましかったです。少子化の影響で,若い人が乳幼児と直接ふれあう機会が少なくなっているので,こうした取り組みで子どもたちの反応を観察するのは,教員に,そして親になる際に必ず役立つと思います」と評していました。
[左写真]ワニに扮して遊戯を披露する学生たち[右写真]子どもたちも楽しく参加しました
(広報室)