国語教育講座主催による,平安朝衣装体験講座が,2月9日(火)に柏原キャンパスC6棟304教室で開催されました。小学校国語科の授業においても古典文学が扱われていることから,国語教員をめざす学生が,復元された平安朝の衣装を実際に目にし,身につける体感を通して知識を吸収するとともに,その時代を生きていた人の心に触れることを目的としています。 同講座では,肌着などが進化し,華やかな盛装となった「十二単(じゅうにひとえ)」,后妃や女房の普段着の「袿姿(うちきすがた)」,男性用普段着の「直衣(のうし)」,狩りのときに着用し,後に私的なくだけた服装となった「狩衣(かりぎぬ)」の4つの装束を,十数人の学生が身にまとい,当時の貴族の気分を体験しました。周囲では「かわいい!」「似合うー」などと歓声があがり,教室は即席撮影会場となって盛り上がりました。 扮装に参加した学生たちからは,「身分や着る場所によって衣装の色や帽子の種類を変えるなど,当時も現代と同じようにTPOに気を遣っていたことがわかった」「季節の変化を衣装の色で楽しむ平安の男性はとてもおしゃれ」などの感想が聞かれ,身も心も平安時代へタイムスリップしていました。
[左写真]平安衣装に扮装した学生たち[右写真]教室は即席撮影会で大盛り上がり
(広報室)