「アプリで にほんご ーがっこうに いこうー」を開発 ~渡日間もない子どもに向けた日本語学習支援~

2023.03.23
プレスリリース

「アプリで にほんご ーがっこうに いこうー」を開発 ~渡日間もない子どもに向けた日本語学習支援~

 国立大学法人大阪教育大学(所在:大阪府柏原市、学長:岡本幾子、以下「大阪教育大学」)とエヌ・ティ・ティラーニングシステムズ株式会社(所在:東京都港区、代表取締役社長:鳥越隆、以下「NTTLS」)は、渡日間もない子ども(*1)の日本語でのコミュニケーションや学校での関係づくりを支援する「アプリで にほんご ーがっこうに いこうー」(以下「本アプリ」)を開発しました。


(本アプリの画面)

 本アプリは教員・日本語指導支援員(*2)が子どもと対話しながら、日本語教育の教材として活用することを想定しています。

【アプリの特徴】1Unitあたり1~2時間×10日間を想定しており、学校生活シーンに応じた内容(10Unit)構成している。雑巾やその絞り方のイラストを使用した設問などのように、日本語とともに日本独自の学校文化も学べる。「いい、だめ」「おなじ、ちがう」のように相手に自分の考えを伝えるための学習を重視しており、「自分の考え・伝えたいこと」を伝えるための発話練習ができる。子どもの居住する地域の「方言」による学習にご対応いただけ、日常的に使う語彙や音声に変更可能。

  大阪教育大学とNTTLSは2021年から共同研究を開始し、開発を進め、学校現場での試行を経て試供版が完成しました。今後も子どもが効率的に学べるように、さらに検証を行うため、トライアル校を募集します。
 検証に協力いただけるトライアル校には、本アプリを一定期間、無償提供します。

 ご関心をお持ちの学校関係者は、以下の募集案内をご確認ください。
 トライアル校募集についてはこちらから


 この開発の成果を多くの教育現場で活用いただくことにより、2022年3月に教員養成フラッグシップ大学として指定された大阪教育大学の構想(*3)「『ダイバーシティ大阪』の諸課題に応え、学習者の学びに寄り添う教員の育成」の推進へ大きな前進が期待できます。

*1 日本語に触れて間もない子どもを含む
*2 日本語教育に関する専門的知見を持ち、教員をサポートする者
*3 大阪教育大学 教員養成フラッグシップ大学構想

 詳細につきましては,以下のプレスリリース本文をご覧ください。
「アプリで にほんご ーがっこうに いこうー」を開発 ~渡日後間もない子どもに向けた日本語学習支援~(PDF340KB)

本件に関するお問い合わせ先

  <内容・トライアル校募集について>
「アプリでにほんご」トライアル事務局
MAIL:nihongo-daikyo-nttls-ml(*)nttls.co.jp (*)を@に置き換えて送信してください。 

<取材について>
国立大学法人大阪教育大学総務部総務課広報室
TEL:072-978-3344 FAX:072-978-3225
MAIL:kouhou(*)bur.osaka-kyoiku.ac.jp (*)を@に置き換えて送信してください。