令和2年5月1日~令和3年4月30日における大阪教育大学での取組

【再発防止策1】  全教職員の危機対応能力の向上を図ります。

全教職員の危機対応能力の向上を図ります。

全教職員への呼びかけ
・事件から19年を迎えての学長メッセージを大学ホームページに掲載(令和2年5月25日)

■学校安全担当学長補佐の設置
・学校安全担当学長補佐を引き続き設置(平成15年7月7日~)

■附属池田小学校事件対策コーディネータの設置
・学内役職者及び学長特別補佐等から計5名をコーディネータとして任命(平成20年4月1日~)

■応急手当普及員の確保と普通救命講習会の継続実施
・第18回応急手当普及員講習会を実施(令和2年8月24日~8月26日 ・大学教員7名・附属学校教員1名・事務職員13名、計21名が普及員資格を取得、総計141名の普及員を確保)
・令和2年度教職員のための普通救命講習会を実施※
※新型コロナウイルス対策のため中止

■大阪教育大学危機管理室会議の開催 
・危機管理室においてグループウェア「Teams」を使用した災害発生時の対応(初動)及びBCP研修の実施について協議(Teams審議)(令和2年8月27日~28日)
・危機管理室においてBCP、危機管理マニュアル及び学校安全計画の改訂、グループウェア「Teams」を使用した災害発生時の対応、防災蓄電池による防災体制について協議(令和3年3月18日)

■防災・安全マニュアル等の作成・徹底
・引き続き携帯電話で閲覧できる安全マニュアルによる非常時の対応を徹底
・引き続き安全マニュアル(教職員用)による緊急時の対応を徹底
・気象警報の発令時又は交通機関の運行停止時における附属図書館の臨時閉館基準を一部改正(令和3年4月1日施行)
・「防災カード」を作成し、学生生活案内及びHPに掲載し、災害発生時の対応を徹底
・「地震発生時の避難誘導を支援するアクションカード」を作成し、天王寺キャンパスの全講義室に設置(柏原キャンパスには令和元年度に設置)し、講義中の地震発生時の避難誘導対応を徹底
・安否確認システム「ANPIC」の導入(令和2年度~)
・各課・室の執務室に災害対策班ごとのアクションカードを設置

■防災等対策委員会の開催
・防災等対策委員会を開催し、防災備蓄品の整備計画、八尾市との自然災害時における緊急一時避難施設としての使用に関する協定書、災害対策班(事務職員)による防災訓練、学生及び教員の防災訓練、防犯訓練の実施、学生宿舎(男子・女子・留学生)防災訓練の実施、防災パーゴラ及びマンホールトイレの設置、安否確認システム「ANPIC」の登録者、災害対策班ごとのアクションカードについて協議(令和2年9月18日~23日、令和2年10月20日~21日、令和3年3月1日)

■全学的な非常時の危機対応訓練の実施
・「大阪府880万人訓練」に合わせて、安否確認システム「ANPIC」を活用した安否確認訓練を実施(令和2年9月4日 回答者3,826名)
・地震発生を想定した非常時の危機対応訓練を柏原キャンパスにおいて実施(令和2年11月4日)
 (新型コロナウイルス対策のため、避難訓練は事務職員のみで実施し、教員及び学生はオンデマンド配信による防災訓練を実施)
・学生宿舎・留学生宿舎の入居者を対象に火災を想定した防災訓練を簡略化した形で実施(令和2年11月4日)
・防犯訓練(研修)を実施(令和2年12月25日 参加教職員数198名)

■全教職員のIDカード着用の徹底
・引き続き全教職員にIDカードの常時着用を徹底(国立大学法人大阪教育大学防災・防犯規程第32条5項 平成15年7月8日~)

■「学校安全の日」事業の実施
・「学校安全の日」に本学構成員を対象に事件の語り継ぎを実施(令和2年6月8日)
・令和2年度「学校安全の日」事業実施委員会のもと事業実施計画を実施
教職(教育)基礎科目「学校安全」の授業で、ご遺族による講演及び附属池田小学校校舎見学(令和2年6月13日 授業登録者数 506名、令和3年2月6日 授業登録者数 380名)※
第二部教育実習オリエンテーションにて、ご遺族による講演(令和2年9月23日 授業登録者数 53名)※
※新型コロナウイルス対策のため中止

■学校安全への意識と知識の向上
・引き続き安まちメールに登録し、随時不審者情報等を周知(平成22年1月21日~)
・引き続き「大阪の子どもを守るサイバーネットワーク」に機関加盟し活動に参画(平成21年度~)
・令和2年度第68回大阪府学校保健・安全研究大会の書面開催(令和3年1月29日)
・小学校新入生向けリーフレット「たいせつないのちとあんぜん」の配付(令和3年2月12日 文部科学省)
・令和2年度大阪教育大学ガイダンスで「本学における学校安全の取組」講義をオンデマンド配信で実施(令和2年5月29日~6月8日)
・令和2年度大阪教育大学附属学校園オリエンテーションで講義「学校安全」を実施(令和2年8月19日)
令和2年度大阪府少年サポートセンター学警補導連絡会中止に伴う書面審議(令和2年9月、令和3年2月3日)
・令和2年度学校安全教育研究協議会・防災教室(同時開催)に出席(令和2年12月15日)
・大阪府警察本部と児童・生徒の健全育成に関する学校・警察相互連絡制度の協定を締結(平成30年度)
・第三期中期目標・中期計画に、学校安全に関することを目標の1つとして設定(平成28年度~平成33年度)

【再発防止策2】  教員養成機関として、学校安全に関する実践的な教育・研究を実施します。
【再発防止策3】  教員養成機関として、適切な危機管理や危機対応を行える教員を養成します。


■学校安全・安全教育の推進
・養護教育講座において、引き続き学校安全教育の担当体制を確保
・教職専門科目・教育基礎科目「学校安全」【必修】を開講(令和2年度柏原キャンパス、登録学生数886名)
・教職専門(基礎)科目「学校安全」【必修】を開講(令和2年度天王寺キャンパス、登録学生数67名)
・研究科共通科目「学校安全と危機管理」【必修】を開講(令和2年度柏原・天王寺キャンパス、登録学生数58・49名)
・第三期中期目標・中期計画に、学校安全に関することを目標の1つとして設定(平成28年度~平成33年度)【再掲】

■授業における事件の語り伝え
・「学校安全の日」に事件の語り伝えを従来と異なる形で実施(令和2年6月8日、アンケート回答者数 学生1,807名  教職員177名) 

■学生のための普通救命講習会の実施
・第18回応急手当普及員講習会を実施(令和2年8月24日~8月26日 大学教員7名・附属学校教員1名・事務職員13名、計21名が普及員資格を取得、総計141名の普及員を確保)【再掲】
・令和2年度学生(柏原キャンパス)普通救命講習会を実施(前期中止、後期3回実施、参加学生数57名)
・令和2年度学生(天王寺キャンパス)普通救命講習会を実施(4回実施、参加学生数38名)
・各附属学校園で普通救命講習会を実施(令和2年5 月22日~12月24日)
・令和3年度前期学生普通救命講習会の実施計画を立案

■全学的な非常時の危機対応訓練の実施
・地震発生を想定した非常時の危機対応訓練を柏原キャンパスにおいて実施(令和2年11月4日)【再掲】
学生宿舎・留学生宿舎の入居者を対象に火災を想定した防災訓練を簡略化した形で実施(令和2年11月4日)【再掲】
・「大阪府880万人訓練」に合わせて、安否確認システム「ANPIC」を活用した安否確認訓練を実施(令和2年9月4日 回答者3,826名)【再掲】

■防災・安全マニュアルの作成・配布
・引き続き携帯電話で閲覧できる安全マニュアルによる非常時の対応を徹底【再掲】
・引き続き安全マニュアル(学生用)を新入生に配布(平成23年度改訂)
・引き続き「防災カード(旧:もしもの時の連絡先(命のカード))」を新入生に配布(令和元年度改訂)【再掲】
・「地震発生時の避難誘導を支援するアクションカード」を作成し、柏原キャンパスの全講義室に設置(令和元年度)【再掲】
・「地震発生時の避難誘導を支援するアクションカード」を作成し、天王寺キャンパスの全講義室に設置(令和2年度)【再掲】
・学生生活案内に「アクションカードについて」のページを追加し、使用方法を周知(令和3年度)

■学校安全教育プログラムの開発事業
・概算要求採択 学校危機に対する予防プログラムの開発事業(平成22年度~)
①児童安全管理システムの開発
②小学校「安全科」指導プログラムの開発
③学校危機対処能力養成プログラムの開発 等
・令和2年度「学長特別プロジェクト経費」事業の実施
安全教育のカリキュラム・コンテンツのオンライン学習システムの構築

■学校安全主任講習会の開催
・全国の学校教職員を対象に第17回学校安全主任講習会(第17回教職員研修会)を実施(令和2年11月15日 大阪府 参加者数57名)

【再発防止策4】  附属学校園における安全管理の状況について、定期的な実態調査を実施します。

■全附属学校園における事件の語り伝え
・「学校安全の日」に全附属学校園で事件の語り伝えを実施(令和2年6月8日前後)
■安全管理の実態調査
・引き続き全附属学校園へ安全管理の点検の毎月実施及び四半期ごとの報告を指示(令和2年6月23日)
・附属学校園における安全管理の点検について通知(令和2年4月6日)

■学校防犯計画の見直し
・各附属学校園で学校防犯計画等の見直しを実施

■救急救命講習の実施
・各附属学校園で普通救命講習会を実施(令和2年5 月22日~12月24日)【再掲】

■附属学校園における防犯・防災・避難訓練
・全附属学校園の緊急地震速報受信機を「スーパードラゴン」に更新(平成30年度)
・全附属学校園のAEDについて賃貸借契約を締結(平成30年度)
・全附属学校園での防犯・防災・避難訓練を計画的に実施(令和2年4月6日~令和3年3月12日)
・大阪教育大学附属学校園の安全に関する連携協議会を実施(令和2年6月24日、10月29日、令和3年2月2日)

【再発防止策5】  附属学校園における安全管理の状況について点検、見直し、改善を継続して行います。

■学校の安全管理への注意喚起
・児童生徒等の通学時の安全確保について(平成30年4月23日 文部科学省)
■関係通知の周知
・河川水難事故防止に係る国土交通省の取組について(令和2年4月20日 文部科学省)
・学校教育活動再開時における登下校時の安全確保について(令和2年5月15日 文部科学省)
・熱中症事故の防止について(令和2年5月27日、6月29日 文部科学省)
・「学校施設の維持管理の徹底に向けて―子供たちを守るために―」について(令和2年5月29日 文部科学省)
・梅雨期及び台風期における防災態勢の強化について(令和2年6月11日 文部科学省)
・「防犯まちづくり取組事例集」の公表等について(令和2年9月2日 文部科学省)
・緊急地震速報の訓練の実施について(令和2年9月23日 文部科学省)
・「学校事故対応に関する指針」に基づく詳細調査報告書の横断整理の周知について(令和2年10月5日 文部科学省)
・通学路の交通安全の確保の徹底について(令和2年12月23日 文部科学省)
・小学校新入生向けリーフレット「たいせつないのちとあんぜん」の配付について(令和3年2月12日 文部科学省)【再掲】
・令和3年春の全国交通安全運動の実施について(令和3年3月10日 文部科学省)

■附属学校園の安全対策の実施
・緊急連絡用電話をグラウンドに設置(平成26年~ 附属池田小学校)
・緊急通報システムのリニューアル(平成31年2月 附属池田小学校)
・110番通報システムの保守(附属天王寺小学校、附属特別支援学校)
・全附属学校園のAEDについて賃貸借契約を締結(平成30年度)【再掲】
・全附属学校園の緊急地震速報受信機を「スーパードラゴン」に更新(平成30年度)【再掲】
・児童の登下校セキュリティー管理システム(阪神電車ミマモルメ)の運用(平成29年度~ 附属池田小学校)

■学校安全主任の設置
・引き続き全附属学校園に学校安全主任を設置(平成16年4月~)

■大阪教育大学附属学校園の安全に関する連携協議会を実施(令和2年6月24日、10月29日、令和3年2月2日)【再掲】

■学校・PTA・地域・警察等が一体となった学校安全管理の推進
・引き続き全附属学校園に学校安全管理委員会を設置(平成16年3月16日~)
・引き続き安まちメールに登録し、随時不審者情報等を周知(平成22年1月21日~)【再掲】
・引き続き「大阪の子どもを守るサイバーネットワーク」に機関加盟し活動に参画(平成22年~)【再掲】

■校長職への専念
・校長の教授職務の軽減による校長職務への専念の促進を継続(平成22年4月~)
・附属池田小学校の校長専任化を実施(平成23年度)

【再発防止策6】  学校危機メンタルサポートセンターにおいて、国内外の危機管理の取組や実際の学校危機事例等の調査研究を行います。


・「日本トラウマティック・ストレス学会第19回大会」のシンポジウム座長、シンポジスト(令和2年9月:兵庫県)
・大阪府立箕面支援学校における防災訓練視察調査の実施(令和2年9月:大阪府)
・宮崎県立門川高等学校及び門川町立門川中学校におけるセーフティプロモーションスクール活動の経過確認の実施(令和2年10月 宮崎県)
・大阪府立箕面支援学校における校内防災状況調査の実施(令和2年11月 大阪府)
・宮崎県立門川高等学校及び門川町立門川中学校におけるセーフティプロモーションスクール活動の実地審査の実施(令和2年12月 宮崎県)
・平塚市立土屋小学校におけるセーフティプロモーションスクール活動の開始に伴う実地確認の実施(令和2年12月 神奈川県)
・高槻市立寿栄小学校におけるセーフティプロモーションスクール活動の実地審査の実施(令和3年1月 大阪府)
・羽曳野市立羽曳が丘小学校におけるセーフティプロモーションスクール活動の開始に伴う実地確認の実施(令和3年2月 大阪府)
・大阪市立新高小学校におけるセーフティプロモーションスクール再認証のための実地審査の実施(令和3年3月 大阪府)
・大阪府立中央聴覚支援学校におけるセーフティプロモーションスクール再認証のための実地審査の実施(令和3年3月 大阪府)
・大阪市立堀江小学校におけるセーフティプロモーションスクール再認証のための実地審査の実施(令和3年3月:大阪府)
・河内長野市立石仏小学校におけるセーフティプロモーションスクール活動の開始に伴う実地確認の実施(令和3年3月 大阪府)
・附属池田小学校におけるセーフティプロモーションスクール再認証のための実地審査の実施(令和3年3月 大阪府)
・附属池田中学校におけるセーフティプロモーションスクール再認証のための実地審査の実施(令和3年3月 大阪府)
・台東区立金竜小学校におけるセーフティプロモーションスクール再認証のための実地審査の実施(令和3年3月:東京都)

【再発防止策7】  学校危機メンタルサポートセンターにおいて、国内外の危機管理の取組や実際の学校危機事例等の情報の収集、分析、発信を行います。

・「日本トラウマティック・ストレス学会第15回大会」に参加(平成28年5月:宮城県)
・「防犯防災総合展 in KANSAI 2016」参加・セミナー発表(平成28年6月:大阪府)
・「日本ストレスマネジメント学会第15回学術大会・研修会に参加(平成28年7月:大分県)
・あけぼのほりえ子ども園(大阪府)を「セーフティプロモーションスクール」に認証(令和2年10月)
・石巻市立湊小学校(宮城県)を「セーフティプロモーションスクール」に認証(令和3年2月)
・石巻市立河北中学校(宮城県)を「セーフティプロモーションスクール」に認証(令和3年2月)
・宮崎県立門川高等学校(宮崎県)を「セーフティプロモーションスクール」に認証(令和3年2月)
・門川町立門川中学校(宮崎県)を「セーフティプロモーションスクール」に認証(令和3年2月)
・高槻市立寿栄小学校(大阪府)を「セーフティプロモーションスクール」に認証(令和3年3月)
・大阪市立新高小学校(大阪府)を「セーフティプロモーションスクール」に再認証(令和3年3月)
・附属池田小学校(大阪府)をセーフティプロモーションスクールに再々認証(令和3年4月)
・附属池田中学校(大阪府)をセーフティプロモーションスクールに再々認証(令和3年4月)
・台東区立金竜小学校(東京都)をセーフティプロモーションスクールに再々認証(令和3年4月)

■セミナー等の開催
・全国の学校教職員を対象に第17回学校安全主任講習会(第17回教職員研修会)を実施(令和2年11月15日 大阪 参加者数57名)
・セーフティプロモーションスクール推進員養成セミナー(日本国内の学校関係者向け)を2回開催(令和2年12月18日 大阪府 〔対面+オンライン〕受講者数54名、令和3年3月2日 大阪府 〔対面+オンライン〕受講者数56名)
・セーフティプロモーションスクール推進員養成セミナー(中華人民共和国の学校関係者向け)を1回開催(令和3年1月20日 大阪府 〔オンライン〕受講者数122名)
・令和2年度学校安全コーディネータ養成研修を開催(令和3年1月30日 大阪府 〔対面+オンライン〕受講者数57名)
・第1回学校安全推進センター・シンポジウム「トラウマインフォームドケア~トラウマインフォームドケアの理論と実践~」を開催(令和3年3月7日 大阪府  〔オンライン〕参加者数 140 名)
・e安全教育普及員養成セミナーを開催(令和3年3月25日 大阪府 参加者数 18 名)

■大阪教育大学にて講演・講師等を担当
・教職基礎科目「学校安全」【必修】を担当(柏原キャンパス)
・教職大学院学校マネジメントコース科目「学校安全と危機管理」【必須科目】を担当(柏原・天王寺キャンパス)
・大学院連合教職実践研究科高度教職開発専攻科目「学校危機における援助ニーズ」を担当(天王寺キャンパス)
・大学院連合教職実践研究科高度教職開発専攻科目「メンタルヘルス課題の理解」を担当(天王寺キャンパス)
・附属学校園研修において「学校における感染症への対応―授業開始に向けての留意点―」を担当

■外部講演・講師等を担当(平成2年4月1日~令和3年3月31日 計6件) 

【再発防止策8】  学校危機メンタルサポートセンターの人的物的資源を充実していきます。

■運営体制の整備
・令和2年度の共同研究員数:学校危機管理部門33名、トラウマ回復部門27名
・令和3年度も大学予算にカウンセラー経費を計上(令和3年3月)