本学は,「防火思想の普及啓発,防災体制の整備等に貢献した団体」に贈られる「防災思想普及啓発功労者」を,消防記念日である3月7日に受賞しました。 消防記念日とは,昭和23年3月7日に消防組織法が施行されたことにより,それまでは内務大臣の指揮監督下で警察権力の範囲に属していた消防が分離独立し,地方分権の趣旨に従い,すべての市町村の責任において管理運営されることになりました。この自治体消防として発足した日を記念して,3月7日が「消防記念日」として定められました。 これを受け,柏原市,羽曳野市,藤井寺市,柏原羽曳野藤井寺消防組合が合同で,災害時における防災活動,防火思想の普及,防災体制の整備等に関し,顕著な成績をあげ,または功績のあった市民,事業所,消防団員及び消防職員に対し,表彰並びに感謝状が贈呈されるものです。 今回の受賞は,令和2年3月25日に本学と柏原市,大阪府柏原警察署,柏原羽曳野藤井寺消防組合間の「災害時における大学施設の一時使用に関する協力協定」を締結し,柏原キャンパス内の災害対策拠点の設置場所の検討や,ドクターヘリの離陸着ポイントの確保などの,災害時の円滑な応急復旧活動のための事前準備に協力したことに対し受賞したものです。表彰式は,新型コロナウイルス感染症拡大防止のため中止となりました。 表彰状と記念品を受け取った栗林澄夫学長は,「今後も,大阪教育大学は地域と協働して,防災の取組を推進していきます」と意気込みを語りました。
表彰状を手にする栗林学長
2021年3月29日掲載 (総務課)