オンライン公開講座「Society5.0時代の新たな学び~プログラミング教育を体験しよう~」を,ウェブ会議システム(Zoom)を使用して,3月10日(水)に開催しました。この講座は,一般の方や教育関係の方を対象とするだけではなく,本学教職員対象のSD研修(*)としても位置付け,当日は約100名の参加がありました。 第一部は,新津勝二理事・事務局長が,「教育情報化の重要性及び教師の魅力向上」についての解説を行い,まとめとして,「Society5.0時代の新たな学び」を実現するための方策として「5つの方策(提言)」を示しました。新津理事は,「GIGAスクール構想による新たな学びを実現するためには,教育関係者一人ひとりの意識改革が重要」と語りました。 第二部は,数学教育部門の上出吉則特任教授が,Scratchを用いて独自で開発した「トレインシミュレーター」を使った算数の模擬授業を行いました。上出特任教授は,「Scratchで作成したプログラミング教材を用いることで,数学の概念をより深く理解できる有用性を理解してほしい」と語りました。 各部とも,質疑応答の場面でチャット機能を用いて積極的に参加する受講者の様子が見られ, ICT活用の利便性が実感できる公開講座となりました。
参加者からは「分わかりやすく,楽しく受講することができました」「1時間半があっという間に過ぎ,また次回もあれば受けたいです」「プログラミングを学ぶ理由を見つけることができました」などの感想が寄せられました。 今春から始まる令和3年度の公開講座は,36の講座が開講予定です。詳しくはこちらをご覧ください。 (*)スタッフ・ディベロップメント研修,職員が大学等の運営に必要な知識・技能を身に付け,能力・資質を向上させるための研修。
教育情報化の重要性及び教師の魅力向上について解説する新津理事
「トレインシミュレーター」を使って模擬授業を行う上出特任教授
2021年3月17日掲載 (学術連携課)