*展示した仮名と調和体の作品についての学生からのコメント
「仮名」 ひらがな、変体仮名と漢字を交えて書かれ、漢字のくずした書体を連ねたように見られます。料紙という、色や模様などの加工が入った紙に書かれることが多いため、見た目も華やかです。(変体仮名は、仮名が主流であった時代では「あ(安)」には「阿」「愛」「悪」「亜」のように1つの音に複数の文字が当てられていました。その内の、ひらがなの元になった漢字以外の文字のことを指します) 「調和体」 近代詩文書とも呼ばれ、漢字とひらがなを交えて書かれます。日常的に使っている文字を行書や草書風に崩したり、形を変えたりしながら書かれているため、比較的ほかの書道作品より読みやすくなっていると思います。
2021年12月7日掲載 (表現活動教育系)