管・打楽器専攻学生によるウインドオーケストラがスペシャルコンサートを開催

2022.09.21

管・打楽器専攻学生によるウインドオーケストラがスペシャルコンサートを開催

 芸術表現専攻音楽表現コースで管・打楽器を専攻する学生らで構成する大阪教育大学ウインドオーケストラが、第6回となるスペシャルコンサートを9月8日(木)にザ・シンフォニーホールで開催しました。今回は客演指揮・奏者として国公立大学の管楽器専任教員5人を招き、各大学の学生らも客演奏者として参加しました。

 コンサートは、ショスタコービッチ作曲『祝典序曲』の華やかなファンファーレで幕を開け、リード作曲『エル・カミーノ・レアル』、樽屋雅徳作曲『マゼランの未知なる大陸への挑戦』と、吹奏楽の人気曲を演奏しました。続いて、ウインドオーケストラの委嘱によりコーニッシュ氏が作曲した『吹奏楽のための交響譚「饂飩讃頌(うどんさんしょう)」』が、作曲者自身の指揮により初演されました。コーニッシュ氏は演奏に先立ち、「この曲は、厳かな儀式、現代の混沌とした状態が収まってほしいという祈り、そして「鬼神(おにがみ)」の登場と続き、最後にはお祭りがやってきます。皆でお祭りを思い切り楽しんで、“厄落とし”ができたらいいなと思います」と、曲のイメージを解説しました。

 後半はガランテ作曲『Raise of the son』から始まり、ホルスト作曲『組曲「惑星」より“木星”』、福島弘和作曲『桜華幻想』を演奏。続くブルックス作曲『フルートとバンドのためのカプリス』では、本学の中務晴之教授がフルート独奏を務め、華麗な音色が響き渡りました。最後はスパーク作曲『ドラゴンの年』の壮大かつ迫力ある演奏で締めくくりました。

 ウインドオーケストラを指導する表現活動教育系の神代修教授は、「本学学生たちは半年にわたって周到に準備をし、感染対策を重視しながら運営、演奏に最大限の力を発揮しました。お客様の反響の大きさはゲストの先生方のご参加の影響も大きく、また各大学から参加してくれた学生さんたちとの交流が芽生えた事も大きな成果でした」と総括しました。

【出演者】
〈客演指揮〉 コーニッシュ 〈客演指揮・演奏〉 梶原 彰人(トロンボーン・高知大学准教授)/河内 勇(クラリネット・兵庫教育大学教授)/倉橋 健(トランペット・沖縄県立芸術大学教授)/高島 章悟(チューバ・宇都宮大学准教授)/松浦 光男(ホルン・岐阜大学准教授)
〈客演演奏〉 岐阜大学学生/兵庫教育大学学生/高知大学学生/沖縄県立芸術大学学生
〈フルート独奏〉 中務 晴之(大阪教育大学教授)
〈指揮〉 神代 修(大阪教育大学教授)
〈演奏〉 大阪教育大学ウインドオーケストラ

 

『祝典序曲』の演奏
開幕を華々しく飾った『祝典序曲』のファンファーレ

演奏後、観客の拍手に応えるコーニッシュ氏
演奏後、観客の拍手に応えるコーニッシュ氏

中務教授の独奏 指揮:宇都宮大学 高島准教授
中務教授の華麗なフルート独奏(指揮:宇都宮大学 高島准教授)

『ドラゴンの年』の演奏
大編成で迫力満点の重厚な音を轟かせた『ドラゴンの年』

(広報室)