附属池田中学校において、特別授業「卒業生による授業~先輩の授業をうけよう~」を9月10日(土)に開催しました。
本授業は、附属池田中学校、PTA、同窓会の協賛事業として、全学年の在校生(後輩)が、多方面で活躍している卒業生(先輩)の授業を通して、中学校での学習や生活を見つめ直し、自分の特性や進路を考える機会とするものです。平成8年に創立50 周年記念事業として企画された本授業は、NHKの「課外授業ようこそ先輩」に先駆けて実施した取組で、令和元年度まで 18 回にわたって延べ 289 人の卒業生が来校。毎回、多彩で魅力的な授業を展開しています。昨年度までの2年間は、新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から実施できず、今年度は実に3年ぶりの開催となりました。
19 回目の開催となる今年度は、政治家・医師・学者・企業役員など各界で活躍中の 16 人の卒業生を招き、16 講座を開講しました。
受講した生徒からは、「先輩の授業を受けて、私も不安なことや大変に思っていることがありましたが、『自分のやりたいこと』をしっかり考えて、もう一度とらえなおそうと思いました」「人生のことについて学ぶことが多かったです。自分にできること、好きなことは限られているのだと思わずに、本当に自分が夢中になれることを見つけると、将来の自分の居場所が見えて、輝いている自分も見えてくるのかなと思いました」「『何が結局どうつながるか分からない』という言葉を受けて、今あるチャンスを決して逃さず、何事にも全力で取組んでいきたいと思います」など、今回の授業を通して多くの感想が寄せられました。
講義「迫り来る水害からの脱出」の様子(講師は第58期卒業生で東京大学工学部社会基盤学科助教、NASAジェット推進研究所外部研究員の南出将志氏)
講義「空飛ぶことを仕事にしてみた。~チームで飛行機を飛ばすということ~」の様子(講 師は第62期卒業生でANAウイングス株式会社客室乗務職掌の塩原小百合氏)
講義「白衣を着ない医師の戦い~新型コロナウイルス感染症と向き合う保健所の役割とは」の様子(講師は第35期卒業生で大阪府医療監の森脇俊氏)
(附属池田中学校)