特別支援教育部門の今枝史雄講師が、10月29日(土)に日本LD学会(*1)で学会発表奨励賞を受賞しました。 同賞は、学会大会において長年にわたり優れた内容の研究発表・シンポジウム等を数多く行っている人に5年ごとに授与される賞で、第31回大会にあたる今回は、12名に授与されました。
今回の受賞は、「読みに困難のある児童生徒への音声教材を活用した学習支援」や「外国人児童生徒への学習支援」等に関するシンポジウムやポスター発表を行い、その研究成果や成果を広く共有するための活動が評価されたもので、令和3年3月に退官された金森裕治元教授とともに継続して実施していたものです。
今回の受賞を受け、今枝講師は「これまで協力していただいた小中学校等に感謝を示すとともに、今後もマルチメディアDAISY図書(*2)等の音声教材を活用し、外国人を含む、読みに困難のある児童生徒に『勉強って楽しい』と思ってもらえるような支援を継続したい」と抱負を語りました。
*1 日本LD学会は、LD・ADHD等の発達障害に関する研究・臨床・教育の進歩向上を図るとともに、LD等を有する児(者)に対する教育の質的向上と福祉の増進を図ることを目的に、1992年に設立された学術研究団体。 *2 マルチメディアDAISY図書は、パソコンやタブレット端末で目と耳から読書を楽しむ、電子図書の国際規格。
表彰状を手にする左から今枝講師、金森元教授
(特別支援教育部門)