第3回デジタル・キャンパス推進に係る講演会を実施

2025.01.07New

第3回デジタル・キャンパス推進に係る講演会を実施

 第3回デジタル・キャンパス推進に係る講演会を、12月17日(火)に柏原キャンパスで事務職員を対象に開催し、20人が参加しました。

 本学では、中期目標・中期計画(*1)に「デジタル・キャンパス推進」を掲げており、職員の業務負担軽減や利用者の利便性向上につながる新たなデジタル技術の活用等により、業務機能を高度化することをめざしています。これを受けて、昨年度はDX化(*2)が進む香川大学のDX推進研究センター長の八重樫理人教授や武田啓之情報企画課長などを特別講師に迎えての講演会を2回実施したほか、今年度は教職員・学生とともに近隣大学や高等専門学校、企業等とも連携してDX化を進めている島根大学の宮脇貴子情報推進課長や総合情報処理センター学生スタッフの鈴木響氏を特別講師に迎えて実施しました。

 本講演会では、宮脇課長が島根大学のDX推進の取組である、オンライン手続等の推進に関する規程とMicrosoft365を利用する際のセキュリティに関する要項を制定したほか、情報格付及び取扱制限規程の改正により、規程や要項において従来は書面等により行うこととしていた申請等を原則全てオンライン化できる環境を整備したと説明しました。また、DX推進組織の副議長である総合情報処理センター所属の教授の講義において、大学の事務業務を題材にMicrosoft Power Platform(*3)を用いてシステム開発を行う講義が展開されていることも紹介しました。続いて、Power Automate(*4)を用いた面談予約システムの開発方法について説明し、参加者全員で当該システムの開発に取り組みました。

 参加者からは「自動でメール返信ができることを知ったので、講習の日程調整やオンライン書面、会議等の業務に早速生かしていきたいです」「このようなシステム構築ができるアプリを使えばさまざまな業務の効率化を図れる可能性があると感じました。まだ多くを扱えるわけではないので日々勉強しようと思いました」などの感想が寄せられました。

*1 中期目標・中期計画…中期目標は、文部科学大臣が6年間において国立大学法人が達成すべき業務運営に関する目標を中期目標として定め、これを国立大学法人に示すとともに、公表するもの。中期計画とは、国立大学法人が文部科学大臣から示された中期目標を達成するための計画として作成し、文部科学大臣から承認を受けるもの

*2 DX…デジタルトランスフォーメーション(Digital Transformation)の略。データとデジタル技術によって商品やビジネス、業務、企業文化等の変革を成し遂げるもの

*3 Microsoft Power Platform…Microsoft社が提供するアプリケーションのPower Automate等の総称。Power Platformに属しているアプリケーションは共通して「ローコード開発できる」ことがコンセプトのもと、Power PlatformやMicrosoft 365のアプリケーションを組み合わせることで、業務の効率化を実現できるもの

*4 Power Automate…単純作業を自動化できるツールで、Excelやクラウドサービスなどの入力作業等の自動化を実現でき、大学内で積極的に活用されれば大幅な業務改善が進むことが期待されるもの

(参考)

デジタル・キャンパス推進に係る講演会を実施(7/21開催)

デジタル・キャンパス推進に係る講演会(第2回)を実施(11/22開催)

デジタル・キャンパス推進に係る勉強会を実施(9/22、10/20、12/15開催)


宮脇課長が講演をしている様子
宮脇課長が講演をしている様子


(情報企画室)