愛知教育大学と共催でシンポジウム「オンデマンド教材を活用した大学・教育委員会の取組-教員研修・養成のさらなる高度化に向けてー」を2月20日(木)にみらい教育共創館で開催し、対面とオンライン合わせて200人以上が参加しました。
シンポジウムは、岡本幾子学長の開会挨拶から始まり、続いて4つの講演を行いました。講演は、始めに文部科学省総合教育政策局教育人材政策課教員免許・研修企画室室長の石川仙太郎氏が、新たな教師の学びに関する最新の動向や研修履歴を活用した対話に基づく受講奨励と成果について報告し、続いて、藤井寺市教育委員会事務局教育部学校教育課主幹兼指導主事の中川真志氏が、OZONE-EDU⁽*⁾を活用した研修の発表と成果、そして今後の展望について話し、愛知教育大学教職キャリアセンター准教授の中池竜一氏が、OZONE-EDU教材作成についての工夫や取り組みを発表し、最後に総合教育系の寺嶋浩介教授がOZONE-EDUが目指す教育委員会・学校法人等との連携、さらに他大学との連携について紹介しました。 その後、講演者によるパネルディスカッションを行い、それぞれの発表を受けての意見交換や参加者との質疑応答、交流を行いました。
閉会の挨拶では愛知教育大学学長の野田敦敬氏が「両大学の強みを生かしたオンデマンド教材を全国に発信できるように作成していきたいです。また、教育課題の深刻化・複雑化に対応したコンテンツを作成するためにも、多くの大学にOZONE-EDUに参画いただきたいです」と呼びかけました。
参加者からは「貴重な学びの時間となりました。先生方の学ぶ時間確保と新たな学びの姿の両立は、現場に近いほど丁寧にメリットを説明することの必要性を再確認しました」といった感想が寄せられました。
*OZONE-EDU…大阪教育大学と愛知教育大学が展開する教員及び教員志望者を対象としたオンラインの教員生涯学習プラットフォーム
講演の様子(石川氏)
パネルディスカッションの様子
(学術連携課)