附属平野中学校の3年生1人と1年生5人が「コーヒー残渣を活用した水質浄化プロジェクト」の第1回打ち合わせを、6月11日(水)にUCC本社で行いました。
本プロジェクトは、水質問題を抱える開発途上国の生活課題に対して、生徒自身が主体となって取り組む探究活動であり、日々多くのコーヒーが消費される中で生じる残渣を有効活用し、現地の家庭レベルで使用可能な簡易かつ低コストな水質浄化システムを開発できないかという問いから生まれました。そして、研究者、サステナビリティ部門の担当者、そしてUCCコーヒー博物館の館長など、各分野の専門家が一堂に会する中でプロジェクトが始動しました。
当日は始めに、博物館の館長よりコーヒーの歴史や文化についての話があり、コーヒーへの理解を深めました。続いて、生徒たちが事前に準備してきた「今後の研究計画」に関するプレゼンを実施し、企業の方から質問やフィードバックを受けてプロジェクトの方向性を模索しました。
参加した生徒は「初めて企業の方の前で発表するという経験に、準備の甘さや伝える力の未熟さを痛感する場面もありました。しかし、UCCの皆様は非常にあたたかく、研究の専門的な知見や、今後の進め方に関する具体的なアドバイスを惜しみなく共有してくださいました」と感想を述べました。
担当の~教諭は「この経験を通じて、生徒たちは『実社会とつながる研究』の醍醐味と責任を感じ取ったはずです。今後は今日の反省を糧に、プロジェクトの計画やビジョンをさらにブラッシュアップし、発展途上国の各家庭で活用できるような、持続可能な水質浄化システムの実現をめざしていきます」と語りました。
館長の話
プレゼンの様子
記念写真
(附属平野中学校)