本学と愛知教育大学が共同で開発・運用する教員生涯学習プラットフォーム「OZONE-EDU」が、第22回日本e-Learning大賞「専門人材育成特別部門賞」及び「1EdTech Japan賞 最優秀賞」を受賞し、11月17日(月)に都内にて授賞式が行われました。当日は、本学を代表して堀真寿美学長補佐が出席し、1EdTech Japan賞受賞式においては最優秀賞受賞記念講演を行いました。
今回の受賞は、教職課程単位認定から現職教員の研修までを一体的に支える生涯学習環境としての先進性が高く評価されたことによるものです。特に1EdTech Japan賞では、LTI1.3(*1)やOpen Badge 2.1(*2) など複数の技術標準を活用し、動画配信システムと複数のLMS(*3)間で教材を相互活用している点、さらに教育委員会の法定研修認定や連携大学での単位認定といった公的な学習成果認証の仕組みを実現している点が高く評価されました。この受賞により、世界的な教育技術賞「Learning Impact Award」への一次予選免除と、本選参加のための渡航費補助が付与されます。
堀学長補佐は「教員が学び続けられる環境を整えることは、これからの学校教育を支える基盤になります。今回の受賞は、現場の先生方とともに積み重ねてきた取り組みが認められた結果であり、今後も全国の大学や教育委員会と連携しながら、よりよい学びの仕組みを広げていきたいです」とコメントしました。
本学は、今後もOZONE-EDUを通じて、教員の学びを支える仕組みを拡充するとともに、生涯学習型の教員育成モデルの構築を進めてまいります。
*1 LTI1.3…大学などの学習管理システムと外部の学習ツール(デジタル教材、テスト、ビデオなど)を安全かつシームレスに連携させるための最新の国際標準規格
*2 Open Badge 2.1…個人の達成したスキルや資格、学習成果をデジタル証明するための最新の国際標準規格
*3 LMS…大学や企業などでオンライン学習や研修を効率的に提供・管理するためのプラットフォーム
授賞式の様子
最優秀賞受賞記念講演を行う堀学長補佐
表彰状とトロフィー
(学術連携課)