大阪教育大学修学支援奨学金(*1)及び大阪教育大学教育振興会奨学金(*2)の目録授与式を、11月26日(水)に柏原キャンパスで挙行しました。
今年度は、修学支援奨学金奨学生に27人(内、私費外国人留学生20人)、教育振興会奨学金奨学生に25人が選ばれました。
修学支援奨学金目録授与式では、岡本幾子学長に代わり、峯明秀理事・副学長が奨学金目録を授与し、「この大阪教育大学修学支援奨学金は、学業に真摯に励まれ、優秀な成績を収め、かつ、経済的支援を必要とする方々を支援する趣旨のもと、本学独自の給付型奨学金として、平成30年に設立し、今日に至っています。大阪教育大学修学支援奨学金がここまで継続できたのは、ひとえに企業、団体、同窓会、本学教職員・卒業生・修了生等をはじめとする多くの方々からの『経済的な理由で修学をあきらめてもらいたくない』という心からの寄附があったからです。今手にしている奨学金は、いろいろな方の気持ちがこもっているものですので、その思いを胸に、引き続き勉学に励んでいただきたいと思います」と奨学生に向けたメッセージを代読しました。
修学支援奨学金奨学生は、奨学金授与に対する感謝の気持ちを述べるとともに、「将来は、これまで学んできた専門的な知見を生かし、留学生の語学支援に留まらず、異文化への理解を深めるサポーターとして貢献できればと考えております。今回のご支援を単なる経済的な援助として終わらせることなく、さらに勉学に励むきっかけとし、いつか社会に還元できるように努力していきます」と将来の目標を語りました。
続いて教育振興会奨学金目録授与式では、高橋睦実教育振興会会長に代わり、峯理事・副学長が奨学金目録を授与しました。次に学生支援課長が「令和7年度大阪教育大学教育振興会奨学生の25人の皆さん、本日はおめでとうございます。みなさんは在学中、学ぶ努力を怠らず、優秀な成績を収めました。今回奨学生のみなさんに教育振興会から奨学金を授与できることについて、教育振興会会長として大変喜ばしく思います」との高橋会長からのお祝いのメッセージを代読しました。
教育振興会奨学生は、「美術教育を専門に学ぶなかで、画材や材料費など、思っている以上に費用がかかる場面も多くございましたが、必要なものを諦めたり、妥協したりすることなく勉学や作品制作に励めているのは、ひとえにご支援のおかげです。卒業後は就職を予定しておりますが、これからも大学で培った視点を生かして、自分の可能性を信じて進んでいきたいと考えております」と、これまでの学生生活に対する教育振興会の支援への感謝と自身の今後の抱負を述べました。
*1 大阪教育大学修学支援奨学金…大阪教育大学修学支援奨学金は、経済的理由により修学に困難のある学生を支援することを目的とし、趣旨に賛同する個人・団体から募った寄附を原資として創設したもの
*2 大阪教育大学教育振興会奨学金…大阪教育大学教育振興会奨学金は、経済的理由により修学が困難な学生の中から、人物・学業成績に優れた者を支援するために創設したもの

授与式の記念撮影
(学生支援課)