中学校美術科特別授業「焚き火による縄文土器の焼成×ホンモノ体験」を12月17日(水)に附属天王寺中学校で実施し、同校の2年生約140人と附属特別支援学校高等部の15人、フリースクール「playcube」の児童5人が参加しました。
本授業は、旧石器時代の技法である焚き火による土器作りを通して、焼き物の原初的な制作過程を「ホンモノ体験」として学ぶというもので、生徒が焼成の変化を実際に観察することで、縄文時代の文化への理解を深め、造形活動への興味関心を高めることを目的に、手取義宏学校長と谷村さくら准教授の協力のもと実施しました。
当日は参加希望の大学生らが準備した焚き火の周りに、生徒たちが事前に製作した土器を並べていき、クラスごとに交代で薪をくべたり土器の前後を返したりしながら、熱によって土が焼き締まり、色が変化していく様子などを観察しました。
授業を終えて、同校で美術科を担当する宣昌大教諭は「この授業では、あえて『教科としての目的』よりも、生徒が面白がることを優先してみました。すると、興味を持った他教科の教師なども集まってきました。学校教育はどうしても教科ごとに学びが分断されがちですが、陶芸のような活動は美術だけでなく、例えば土の性質は理科、焼成は技術や歴史というようにさまざまな教科につながっています。学びは本来、もっと自由で、もっとつながっているはずです。今回の取り組みは、『面白がる』から始まる学びの可能性を改めて感じさせてくれるものだったと思います」と振り返りました。
焼成の様子
焼成後の土器
(附属天王寺中学校)