高校生を対象とした平成29年度ひらめき☆ときめきサイエンス「光と色を武器に,ブラックホール天体現象を攻略しよう!?」を8月2日(水),柏原キャンパスで実施し,21人が参加しました。 「ひらめき☆ときめきサイエンス~ようこそ大学の研究室へ~KAKENHI」とは,文部科学省科学研究費助成事業(科研費)により大学や研究機関で行われている最先端の研究成果に直接触れて,科学のおもしろさを体感するプログラムです。 プログラムは平成28年度ひらめき☆ときめきサイエンス推進賞を受賞した福江純教授(理科教育講座)の指導で行われました。生徒たちは,ブラックホールとは何なのか,どうすれば観測できるのかについて講義を受けたあと,太陽や星が放つ光のデータ処理実習,星とブラックホール天体スペクトルの解析実習およびグループ討議をしました。また,本学の51cm反射望遠鏡や天文台などを見学しました。 参加した生徒からは「内容は難しかったけど,大学の授業を体験できてよかった」「自分の身のまわりにない壮大なスケールの話が聞けて面白かった」「普段見ることのない望遠鏡の見学ができてすごくワクワクした」といった声が聞かれ,大学と科学に対する関心が一層高まった様子でした。福江教授は「皆が真剣に聞いてくれてやりがいがありました。昼食の時には学生との交流もあり,楽しんでもらえたようでよかったです」と語りました。
福江教授と学生の指導を受けて実習に取り組む生徒たち
51㎝反射望遠鏡を間近で見学
(学術連携課)