スポーツ科学講座の谷川哲朗特任講師が,5月13日(土)・14日(日)に横浜国際プール(神奈川県横浜市都筑区)で開催された第29回フィンスイミング日本選手権大会に出場し,100mサーフィス(*1)2位入賞など好成績を残しました。この結果により,11月に韓国アサンで開催されるアジア選手権の日本代表に選出され,18日(木),学長室を訪れて栗林学長に報告しました。 「フィンスイミング」とは,「フィン」と呼ばれる足ひれを装着して行う水泳競技です。谷川講師は,本学在学中から競技をはじめ,2007年にイタリアで開催された世界選手権では200mビーフィン(*2)第5位,2008年に中国で開催されたアジア選手権ではビーフィン100mと200mをアジア記録で優勝。昨年の日本選手権でもサーフィス50mと100mで優勝するなど,約10年にわたり世界トップクラスのフィンスイミング選手として活躍しています。今年4月に本学に着任してからも,授業や研究の傍らトレーニングに励んでいました。 今大会の成績について,谷川講師は「自己ベスト更新はなりませんでしたが,日本代表選手に選ばれたことを光栄に思います。所属チームからは,私を含む3名が選出されました。自分以上にチームの活躍が大変うれしいです」と喜びを語り,「アジア選手権では,個人とリレーでメダルを獲得したい」と意気込みを述べました。また,「水泳を通してスポーツの楽しさをたくさんの人に知ってもらいたい。そのために,生涯現役の競技者として活躍し,フィンスイミングの認知度を向上させたいです。さらに,指導者・研究者としてエビデンスに基づいた指導を行っていきたいです」と今後の抱負を語りました。
競技結果は下記のとおりです。 50mアプニア(*3):15秒82,第4位 50mサーフィス:17秒02,第3位 100mサーフィス:38秒05,第2位 4×100m混合ビーフィンリレー:3分18秒01,第3位
*1 サーフィス…シュノーケルを装着し,両足をそろえて装着する1枚の大きな足ひれ(モノフィン)を使用*2 ビーフィン…2枚のフィンを使用*3 アプニア…無呼吸で50mを泳ぐ。顔を水面に出してはいけない。モノフィンを使用
フィンを持つ栗林澄夫学長(右)とメダルを手にする谷川哲朗特任講師(左)
タッチ直後の様子
(広報室)