附属池田中の生徒がボランティア・スピリット・アワードで受賞

2021.02.19

附属池田中の生徒がボランティア・スピリット・アワードで受賞

 ボランティア活動に取り組む中学生・高校生を称える「第 24 回 ボランティア・スピリット・アワード」(主催:プルデンシャル生命,ジブラルタ生命,PGF 生命,日本教育新聞社)において,附属池田中学校3年の6人による5つのグループがそれぞれ受賞しました。
 「ボランティア・スピリット・アワード」は,青少年が積極的にボランティア活動に参加できる社会環境の醸成をめざし,米国プルデンシャル・ファイナンシャルが 1995 年からアメリカで実施しているプログラムです。日本では 1997年にスタートして24回目を数える今回は,全国10,159名の中高生のボランティア活動内容をまとめた280通の応募の中から各賞の授賞が行われました。中戸結子さんは,全国40組のブロック賞の1つとしてブロック賞(関西地区代表)及び奨励賞を受賞。岡久悟一(おかひさ・ごいち)さん,長野佑香さん,李志顕(り・ちひょん)さん,高橋よしのさん,藪陽生(やぶ・はるき)さんはコミュニティ賞(関西地区)を受賞しました。
 中戸さんは12月19,20日に開催された,ブロック賞受賞者限定のオンライン交流会及び全国表彰式に出席し,席上で行ったプレゼンテーションにより40組の中から8組のみが受賞する奨励賞に輝きました。中戸さんはこれまで,外国籍住民と地域住民の言語の壁によるトラブルの解決を目的としたアンケート調査や大阪国際交流センターへのインタビュー調査を行い,結果をリーフレットにまとめました。さらにそのリーフレットとともに,SNSを通じて発信してきた活動を同プログラムに応募し,今回の受賞に至りました。
 全国表彰式では,例年であれば全受賞者がそれぞれの取組についてポスター発表を行い,自分たちの代表としてアメリカに派遣する米国ボランティア親善大使を互選で選出しますが,今年度は新型コロナウイルス感染拡大の影響により派遣が中止となり,ポスター発表のみにとどまりました。
 オンラインの発表・交流では,同じ志を持って社会貢献に尽力している仲間との意見交流を経て,それぞれの活動の発展の可能性を協議したり,新しいアイデアや視点を提案し合い,ボランティアにいそしむ仲間と親交を深めました。
 中戸さんは,全国表彰式を経て,「このような輝かしい賞をいただけて光栄です。これまで活動を応援していただいた皆さんに感謝を伝えたいです。今回知り合った仲間と新しい時代をリードする人となれるよう頑張っていきたいと思います」と受賞の喜びを語りました。

*

2021年2月19日掲載
(附属池田中学校)