美術を専攻する学生らが空き店舗に作品やクリスマス装飾を展示

2021.02.01

美術を専攻する学生らが空き店舗に作品やクリスマス装飾を展示

 学校教育教員養成課程美術・書道教育コース学生らが,柏原市河内国分駅前の空き店舗に,学生の作品や,ステンドグラス風切り絵などのクリスマス装飾を展示しました。
 この取組は,美術教育部門の加藤可奈衛教授が担当する「コミュニティとアート」という授業の一環で,受講生たちがシャッターアートを制作したことをきっかけに,大阪府の「商店街等エリア魅力向上モデル事業」のうちのひとつ「国分DEマルシェ」実行委員会から声がかかったことから始まったものです。同授業の受講生のうちの有志が,グループ「大教 Art Eggs」を結成し,取り組みました。これは,町の活気を復活させようという取組に加わり,学生たちが大学で学んだ美術の技能を活かして,地域活性化の一端を担うこともねらいとしています。
 今回の活動で学生たちは,昨年12月5日から店舗内の清掃,折り紙やリースによる飾りつけを始め,18日からテラスにて高さ4mのツリー型イルミネーションを点灯し,21日から店舗を訪れた人に対して作品の展示の紹介を行いました。学生たちは,店舗を訪れた人から声をかけられながら,授業の合間や休日を利用して準備を進めました。
 「国分DEマルシェ」実行委員会の岡崎宣子さんは「新型コロナウイルスの影響で元気のないまちに,『希望の光』をいっしょに点灯してくださってありがとうございました。今年もたくさんコラボして,いっしょに,まちを元気にしていきましょう」と述べました。
 「大教 Art Eggs」メンバーの学校教育教員養成課程美術・書道教育コース3回生の岩本奈々さんは「仲間と時間をかけてツリーやステンドガラス風切り絵を制作し,空き店舗に飾ったとき,タントタント(店舗)の方や地域の方からすごく綺麗だねと声をいただいて,とても嬉しかったです」と話しました。同メンバーの同コース3年生の太田有紀さんは「多くの時間を要しましたが,ツリー,ステンドグラスの切り絵など窓一面に飾らせていただき,貴重な機会となりました。とても楽しかったです」と語りました。
 加藤教授は「学生が,主体的に活動してくれて大変頼もしく思っています。実際に地域の中での活動では,たくさんの方にお世話になったり,予定通りにいかないこともたくさんあります。その一つ一つが貴重な経験となることでしょう」と締めくくりました。

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2021年2月1日掲載
(学術連携課)