学生の活動を支援する「学生プロデュース」の報告会を開催

2025.03.10New

学生の活動を支援する「学生プロデュース」の報告会を開催

 令和6年度学生プロデュースの報告会を、2月18日(火)に開催しました。学生プロデュースは、本学の学生としてふさわしい独創的な企画を募集し、審査の上、大学が経費を負担することで、学生の自主的活動を支援する取り組みです。今年度は2つの企画を採択し、活動を実施しました。

 冒頭に峯明秀学生支援実施委員会委員長が「今年度の2つの企画は創造性に富んでいました。オリジナリティを出した経験が、社会に出た時に役立つと思います。考えることも多く、予算から実現の可能性までいろいろ工夫されたのではないかと思います。今日はその様子や取り組みの内容を聞かせてください」と挨拶し、続いて学生たちは各企画の報告を行いました。

各企画の報告内容

席ゆずりますマーク拡散プロジェクト~言えないどーぞのきっかけに~

 「席ゆずりますマーク」をつけることで、席を必要としている人から声をかけられる快適な車内環境づくりをめざしたプロジェクトです。3年目になる今年度はキーホルダーを600個作成し学内外において配布しました。マークを見かけることで人をいたわる気持ちが発生し、それが席をゆずるきっかけになります。より多くの人に認知してもらえ、マークの意味に共感したとの意見を得ました。  (報告書はこちら)

 

森の置き手紙屋さん

 ブースを訪れた人に手紙を書いてもらい、希望者へ手渡す企画です。学内交流しようと、美術表現コースの3人が自らデザインしてレターセットを作り、週2回出店しました。参加者からは「非日常の空間が学内にできた」「絵がかわいい」「また書きたい」「通りかかってよかった」等の感想がありました。代表の学生は「手紙を読んで考えが広がった人がいて、目標を達成しました。大教大の魅力も再発見。アナログでしか得られない事もあります」と感想を述べました。(報告書はこちら)

 最後に、井上功一学生支援実施委員会副委員長は「デジタル化社会の求めているものが人との交流ではないか、と印象づけられました。言葉を出そうとするきっかけを作ること、人の思いを知って自分の思いが広がることは、人と面と向かうことにつながります。2組とも今の時世を反映したよいプロデュースでした」と講評しました。

 


学生による報告「席ゆずりますマーク拡散プロジェクト」 


学生による報告「森の置き手紙屋さん」

(学生支援課)