「令和7年度ダイバーシティ推進セミナー」を開催

2025.07.01New

「令和7年度ダイバーシティ推進セミナー」を開催

 令和7年度ダイバーシティ推進セミナーを男女共同参画推進週間中の6月23日(月)に開催し、教職員91人が参加しました。本セミナーは、大阪教育大学ダイバーシティ推進会議が男女共同参画に関する教育・研究・啓発を目的に、毎年開催しているものです。

 今年度は、株式会社マザーネット代表取締役社長の上田理恵子氏を講師に迎え、「誰もが活躍できる職場にするために」というテーマで講演を実施しました。

 今回の講演では、国際比較をしたときに日本では女性管理職・経営層が少なく、その最大の課題はアンコンシャス・バイアス(*1)であり、これを意識化することが組織をよりよく変える初めの大きな第一歩になることや、イクボス(*2)の心得等について説明を行いました。

 セミナー後半では、具体的な4つのケース(女性部下からの妊娠報告、男性部下からの育児休業取得相談、部下からの病気報告、部下からの遠方に住む親の介護相談)に応じて、上司として望ましい対応をグループで考え、議論内容をロールプレイング形式で発表することで、セミナー参加者全員が、日頃からのコミュニケーションの大切さ、気持ちに寄り添った対応、中長期視点での人材育成等についての理解をめざしました。

 参加者からは、「自分自身もアンコンシャス・バイアスにとらわれていた部分もあったなと気づくことができました」「思い込みをすることなく、相手が働きやすい環境にしていくにはどうしたら良いかをチームで考えていくことが大事だということを改めて感じることができました」「具体的な例でグループワーク後の発表を見て、日頃のコミュニケーションがとても大切だと感じました。また、プライベートな話をできる環境づくりも不可欠だと思いました」等の感想が寄せられました。

*1 アンコンシャス・バイアス…無意識の偏見や思い込みから偏った見方をしてしまうこと

*2 イクボス…職場で共に働く部下・スタッフのワークライフバランス(仕事と生活の両立)を考え、その人のキャリアと人生を応援しながら、組織の業績も結果を出しつつ、自らも仕事と私生活を楽しむことができる上司(経営者・管理職)のこと

講演する上田氏
講演する上田氏

会場の様子
会場の様子

グループワーク後の発表
グループワーク後の発表


(人事課)