教師をめざす高校生が夢を大きく膨らませ、志をより確かなものにするためのプログラム「教師にまっすぐ」の第1回開講式を、7月12日(日)に天王寺キャンパスで行いました。
本プログラムは、大阪府立高等学校43校で構成される「府立高校教職コンソーシアム」との連携事業で、今年で11年目を迎えます。今年度は昨年度の試行を経て、コンソーシアム加盟校および附属高等学校3校舎に加え、本格的に加盟校以外の大阪府立高等学校からの参加も受け入れ、約140人の高校生が参加しました。
開講式では、まず藤原和美教授がスケジュールの説明を行った後、大継章嘉学長補佐および府立高校教職コンソーシアム代表校校長である田中愛子校長が、教職の魅力や社会的意義を交えて開講の挨拶を行いました。
プログラム前半では、今年3月に本学を卒業し、現在は大阪市立八阪中学校で教員として勤務している杉円花教諭による講義「教員1年目のリアルな日常~生徒目線では見えない教員の世界~」が行われました。参加者は、授業以外の教師の業務や日常の部分について触れ、教師という仕事への理解を深めました。
プログラム後半では、岡部舞特任講師による講義「小論文(レポート)講座 伝える力を磨こう:アカデミック・ライティングの基礎」を受講しました。講義では、説得力のある文章を書くための論理的な構成のひとつとして「トゥールミンモデル(*)」を用いたアプローチが紹介され、文章の構造や引用の重要性について学んだ後、実際に「子どもにとって学校とは、どのような場所であるべきだと思いますか」というテーマを同モデルに沿って考え、参加者同士で相互に評価し合うことで、自分の文章の長所や改善点を見つける機会となりました。
参加した高校生からは、「リアルな先生の一日ややりがい、大変なことを学ぶことができたので、より自分が先生になるというイメージを膨らませることができました」「今回小論文を書くと知った時かなり身構えてしまったが、トゥールミンモデルを活用したことで、自分の考えをわかりやすく整理でき、文章もとてもスムーズに書くことができました。また、同じ班の人たちに自分の文章を読んでもらってコメントをもらったことで、自分の文章を書く際のクセや弱みに気づくことがとても有意義でした」などの声が寄せられました。
*トゥールミンモデル…主張・根拠・論拠などからなる、論証の構造を分析・構築するための議論モデルのこと
スケジュール説明をする藤原教授
開講の挨拶をする大継学長補佐
開講の挨拶をする田中校長
講義をする杉教諭
講義をする岡部特任講師
ワークの様子
(広報室)