教師をめざす高校生の育成プログラム「教師にまっすぐ」の第2回を実施

2025.08.26New

教師をめざす高校生の育成プログラム「教師にまっすぐ」の第2回を実施

 教師をめざす高校生が夢を大きく膨らませ、志をより確かなものにするためのプログラム「教師にまっすぐ」の第2回を、8月23日(土)に天王寺キャンパスで行いました。

 午前は2年生約100人を対象とした課題研究で、英語教育部門の加賀田哲也教授による「日本の英語教育を考えよう!」、高度教職開発部門の池上英明特任教授による「子どもの人権について考える」、保健体育部門の林洋輔准教授による「夏季オリンピックを知る、聞く、論ずる」、次世代教育部門の尾崎拓郎准教授による「プログラミング教材を使った教材研究について考えてみよう」、環境安全科学部門の仲矢史雄教授による「体験で学ぶSTEAM教育」、高度教職開発部門の鈴木真由子教授による「『キャッシュレス時代の消費者教育』~合理的な金銭管理について考えよう~」の6つの講座を開講しました。高校生たちは事前に自分の興味のある講座を選び、他校の生徒とともに課題研究に取り組みました。

 午後からは1年生も加わり、約130人の受講生が、特別支援教育部門の平賀健太郎教授、山崎愛子准教授、早野眞美特任教授による講義「すべての子どもに届く授業とは?~支援教育から考えるみんなの学び~」を受講しました。

 平賀教授の講義では、特別支援教育の理念から発達障がい等の子どもたちの多様な学び方について理解を深め、山崎准教授の講義では、教育のユニバーサルデザイン化について質疑応答形式で行い、高校生から多数の意見が出されました。早野特任教授の講義では、学校現場での経験から支援教育の魅力を伝えました。

 参加した高校生からは、「現在は小学校での英語教育が進んでおり、より実践的な英語力を育てる方向に少しずつシフトしているというお話が興味深かったです」「この講義を受けて、私は実験などの体験を通じて学ぶことで記憶に強く結びつくことを知りました」「実際に教育現場にいた先生方の工夫や体験をもとに、単純なわかりやすさだけでなく勉強しやすい環境を整えることも教師になるうえで必要だとわかりました」などの感想が寄せられました。


挨拶をする藤井睦子理事・副学長


課題研究「日本の英語教育について考えよう!」の様子


課題研究「プログラミング教材を使った教材研究について考えてみよう」の様子


課題研究「『キャッシュレス時代の消費者教育』~合理的な金銭管理について考えよう~」の様子


講義「すべての子どもに届く授業とは?~支援教育から考えるみんなの学び~」の様子

(広報室)