柏原警察署の協力のもと、防犯訓練を9月3日(水)に柏原キャンパス事務局棟3階教務課にて実施しました。
訓練は、事務局棟3階教務課にて実地訓練からはじまりました。不審者が窓口に現れたという想定のもと、職員がその場での対応を体験しました。声かけの方法、間合いの取り方、周囲への異変の伝達など、現場で求められる判断力と連携の重要性を再確認しました。
訓練後、同署生活安全課の警察署員から、次のような講評がありました。
・最初にすべきは110番通報である 通報がなければ警察官は現場に臨場できず、対応が遅れる可能性があるため、迷わず通報することが何よりも重要です。
・教職員が不審者を制圧しようとするのは非常に危険である 警察官でさえ刃物を持った相手に無傷で対応するのは難しく、訓練を受けていない一般の方が無理に対応すれば、重大な怪我につながる可能性があります。だからこそ、現場では無理に制圧しようとせず、警察が到着するまでの数分間をいかに安全に稼ぐことが大切です。そのためには、間合いをしっかりと取り、不審者との距離を保つことが求められます。さすまたなどの道具は、制圧ではなく牽制のために使うものであり、相手に近づかせないための「時間稼ぎの道具」として活用してください。
続いて行われたさすまた訓練では、万が一不審者と対峙しなくてはならなくなった際のさすまたの使用方法や、不審者を複数人で取り押さえる際の活用方法など、さすまたの正しい使い方を学びました。
訓練の最後には、岡本幾子学長より「大学は外来者の出入りが多く、教職員や学生が外来者と対応する場面も多いため、万が一の際には冷静に行動し、まずは110番通報を行い、警察到着までの時間を稼ぐことが重要であるということを、今回の訓練を通じて学びました。今後も防犯に関する訓練や心構えを再認識しながら業務に取り組んでまいりますので、引き続きご指導のほどよろしくお願いいたします」との挨拶がありました。
不審者対応訓練の様子
柏原警察による講評の様子
さすまた訓練
岡本学長による挨拶
(総務課)