ボランティア Study After School

大阪教育大学と柏原市が連携して行っている放課後学習支援事業の活動を覗いてみました。

どんな活動?

スタディー・アフター・スクール(SAS)は、放課後に小学校の空き教室などを利用して、大学生などの指導員が児童の学習活動(宿題や指導員が作成するプリントでの学習)を手助けするものです。活動を通じて、児童の基礎学力の向上、学習習慣の定着、さらにはコミュニケーション能力の向上を図っています。また、学生にとっても、教育現場に近い場所で実践活動を行える、非常に有意義な成長の場となっています。

参加までの流れ

1.説明会に参加

4月下旬に開催される説明会で申し込みを行う

2.学生会議に参加

5月中旬に開催される会議で、担当校や学校代表が決定される

3.小学校との校内会議に参加

初回開催日や活動内容を決定

4.第一回目がスタート

6月上旬頃から開始
途中参加も可能です!

担当校

●柏原市立堅上小学校
●柏原市立堅下北小学校
●柏原市立柏原東小学校
●柏原市立堅下小学校
●柏原市立国分小学校

柏原市立国分小学校での活動の様子

3年生の活動スケジュール

14:30 はじめの挨拶

14:35 勉強タイム

15:15 帰りの準備

15:20 帰りの会

中平 好美校長先生からのメッセージ

 国分小学校のSASは、柏原市のモデル事業として実施されていた平成18年度からスタートしています。大阪教育大学生の皆さんには、20年にわたって子どもたちの学習活動を支えていただいています。
 本校では、3、4年生が参加しており、今年度は30名の応募がありました。学生の皆さんは、どの子も学習に集中できるようにと、教室でのルールや座る席を考えたり、一人ひとりに教材を準備したりしてくれています。子どもたちも自分たちの年齢に近い大学生の先生には質問しやすいようで、SASの日を楽しみにしている子も多いです。
 指導の難しさを感じることもあるかと思いますが、学生の皆さんにとってSASの活動は、将来に向かう貴重な経験になることでしょう。

参加学生から のメッセージ

2025年度学生代表

教育協働学科 健康安全科学専攻 中山 佳名子さん

 私がSASを通して学んだことは子どもたちとの関わり方です。子どもたちの中には、自分がやりたいことに夢中でこちらの声が届いていない子や、なかなか指示を聞き入れてくれない子がいます。そんな時は、一度子どもたちの目線に立ってみて、なぜ夢中になっているのか、何だったら今頑張れそうかを丁寧に聞くようにしています。初めはまだ信頼関係ができておらず、話を聞き出すだけでも苦労しましたが、何度も活動に参加していくことで少しずつ心を開いてくれて、子どもたちの方から話してくれたときは本当に嬉しかったです。学校の先生となると、ここまで一人ひとりに時間を使うことは難しいかもしれませんが、子どもたちと関係性を築くための試行錯誤を経験できることはSASの最大の魅力であり、教職をめざす人にとって必ず役に立つことだと思います!!

2026年度学生代表

学校教育教員養成課程 次世代教育専攻 教育探究コース 平川 明音さん

 学校の先生に近い立場で子どもたちと関わることができる点が、最大の魅力だと感じています。また、大学の授業で学んだことを週1回のSASの活動で即座に実践できる点にも大きなやりがいがあります。子どもたちが過ごしやすく、活動がスムーズに進むように、自分たちで工夫し、実践できることも魅力です。例えば、SASのルール作成や席順の工夫、シールを活用した意欲づけなどに取り組みました。その結果、「SASが楽しみ」「先生、来週も来る?」「来年も来たい」といった言葉をもらい、大きな達成感を得ました。さらに、学習意欲の低い子どもへの関わり方や声掛けの大切さについても学ぶことができました。


(2026年6月取材)
※掲載内容はすべて取材当時のものです。

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