震度6強を想定した防災訓練を附属図書館で実施

2025.10.09New

震度6強を想定した防災訓練を附属図書館で実施

 昨年に引き続き、大規模地震による災害を想定した防災訓練を、9月30日(火)に附属図書館本館(柏原キャンパス)で実施し、事務職員18人が参加しました。

 訓練は、午前11時に震度6強の地震が発生したという想定で行いました。今回は、停電が発生し、書架の本が落下したという設定で、各フロアの被災者有無、避難誘導方法等を確認しました。実際に職員が負傷者に扮することで、状況報告と救助、レスキューベンチの使用など、実態に即した訓練となりました。

 参加者からは「館内に利用者向けの掲示がないので、地震の際は窓や書架から離れる、火災の際は防火シャッターが下りるので中央階段が使えない、など常に掲示しておくと良いのではと感じました」「要救助者対応と避難誘導の優先順位の判断が難しいです」「災害時は大学全体での連携が必要になるので、大学と共同で避難訓練が実施できると負傷者の引き渡しなどの流れがつかみやすいと思います」といった意見や提案がありました。

 学術情報課の上山卓也課長は「附属図書館は、日常的に学生や教職員、学外の方々が大勢訪れます。来館者の被害ができうる限り少なくなるように、災害発生を想定した定期的な訓練と、得られた課題を見直すことで、引き続き災害発生時に備え、来館者及び職員の安全確保に努めます」と話しました。


避難誘導の様子
避難誘導の様子

状況集約の様子
状況集約の様子

負傷者搬出の様子
負傷者搬出の様子

訓練後の振り返り
訓練後の振り返り


(学術情報課)