世界漢字学会第11回年会を10月17日(金)~18日(土)の2日間にわたり、天王寺キャンパスで実施しました。
本年会は、本学、世界漢字学会、慶星大学韓国漢字研究所、教育部人文社会科学重点研究基地 華東師範大学 中国文字研究応用センターの四者で共催したもので、日本、韓国、アメリカ、ドイツ、イギリス、ハンガリー、台湾、香港などさまざまな国から約110人の漢字学研究者が参加し、研究発表を行いました。
開幕式は韓国漢字研究所の河永三所長の司会で始まりました。その後、本学の岡本幾子学長による「各国の研究者を歓迎し、世界漢字学会のさらなる発展と本学会が貴重な交流の場となることを祈念いたします」との歓迎の挨拶動画が表現活動教育系の出野文莉教授の通訳により述べられました。また、本学会のテーマである「AIで世界漢字学知識体系を構築すること」の重要性についても言及しました。
その後、世界漢字学会長の臧克和教授が漢字学研究の意義と未来の方向について述べ、4つの会場に分かれて研究者の論文発表を行いました。
閉幕式では、本学の書道教育コースの学生による書道パフォーマンスを披露しました。また、19日(日)には日本文化体験として高野山への参観が行われました。
参加者からは「みらい教育共創館という設備の整った会場で世界漢字学会が開催されたことは素晴らしかったです」などの感想が寄せられました。出野教授は「本年会は学問的にも文化的にも大きな意義がありました」と振り返りました。
開幕式の様子
閉幕式での書道パフォーマンス
(表現活動教育系)