大阪商工会議所や関係企業と産学連携の推進や教育の高度化についての意見交換会を、11月14日(金)にみらい教育共創館で開催しました。
今年度のテーマは「企業から見た教育イノベーション、そのための人材育成のあり方とは」で、まず株式会社LAVOROの代表取締役社長である神谷昌志氏から、企業のプロモーション制作支援を通じて制作に関わる職員のモチベーションを高め、組織活性化を図る取り組みについて紹介がありました。続いて、ケニス株式会社のみらい科学教育創造センター長である大久保千弘氏より、本学との連携事例としてキャリア教育やSTEAM授業への参画、プログラミング教材の研究等について説明がありました。
その後、本学の堀一繁産官学イノベーション共創センター⻑が本学と企業との連携事例を報告し、町頭義朗教育協働学科長が教育協働学科の多職種との連携、特に教育コラボレーション演習における企業等との連携について述べました。さらに、江藤亮学長補佐(広報担当)から美術表現コースの学生による企業・自治体とのデザインのコラボレーション事例が紹介されるなど、それぞれの立場から話題提供がありました。
これらの話題提供を受けて、テーマに沿った意見交換を行いました。大阪商工会議所の産業部部長である松本敬介氏から、企業と学生のマッチングが大事であること、株式会社LAVOROの神谷氏から、「自分を知ること」がキャリアの成長に繋がること、そして株式会社ゆずプラスの代表取締役社長である水瀬ゆず氏から、自身の不登校のメタバースによる支援から教育・福祉・医療とオンラインスキルを有した人材育成の重要性について提言がありました。これらの意見を受け、本学として、将来的に教育協働学科の学生が、教育コラボレーション演習、課題探究プログラム、副専攻プログラムの「STEAM教育を中心とした教科横断型教育プログラム」などの授業を通して、企業との連携をさらに推進していくため、次回の本会において、教育協働学科の学生も参加する方向で検討することが確認されました。
本学は、今後も教育界だけではなく、産業界などさまざまな現場の意見を取り入れながら、教育の発展に貢献してまいります。
参加企業・団体名一覧(五十音順) 株式会社NTT ExCパートナー、大阪商工会議所、ケニス株式会社、株式会社ゆずプラス、株式会社LAVORO
株式会社LAVOROの神谷氏
ケニス株式会社の大久保氏
会場の様子
意見交換の様子
(総務課)